九州大学 工学府 機械系専攻 2016年8月実施 熱工学 問1
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
次の状態変化を行うガスサイクルAがある。1→2は断熱圧縮過程,2→3は等積加熱過程,3→4は断熱膨張過程,4→5は等積放熱過程,5→1は等圧放熱過程で,全ての状態変化は可逆過程である。状態1,2,3,4における作動ガスの比体積を v1,v2,v3,v4 とするとき,v1/v2=εC,v4/v3=εE,εC<εE とする。状態1および状態3における作動ガスの温度は,それぞれ T1,T3 である。作動ガスは温度によらず比熱が一定の理想気体とし,その定積比熱を cv,比熱比を κ とする。以下の問いに答えよ。(60点)
(1) 状態2,状態4,状態5における作動ガスの温度 T2,T4,T5 を,T1,T3,εC,εE,κ を用いて表せ。
(2) 作動ガスの比エントロピーを s とし,1→2,2→3,3→4,4→5,5→1の各過程における作動ガスの比エントロピー変化量 Δs12,Δs23,Δs34,Δs45,Δs51 を T1,T3,εC,εE,cv,κ を用いて表せ。
(3) サイクルAの状態3からの断熱膨張過程を作動ガスの比体積が v1 となる状態4Bで止め,その状態4Bから状態1に等積放熱過程により戻るサイクルBを考える。サイクルA,Bの T–s 線図を同じ線図上に描き,サイクルAとBの熱効率のうち,どちらの方が大きいかを示し,その理由を説明せよ。
(4) 状態1,状態2は,サイクルBと同一であるが,状態2から等圧加熱過程で状態3Cとなり,さらに状態3Cから断熱膨張過程で状態4Cとなり,状態4Cから等積放熱過程により状態1に戻るサイクルCがある。ただし,2→3Cでの加熱量は,サイクルBでの加熱量と同一である。このサイクルCの T–s 線図を問(3)と同じ線図上に描き,サイクルBとCの熱効率のうち,どちらの方が大きいかを示し,その理由を説明せよ。

题目描述
气体循环A由以下过程构成:1→2绝热压缩,2→3等容加热,3→4绝热膨胀,4→5等容放热,5→1等压放热;所有状态变化均可逆。状态1、2、3、4的比体积分别为 v1,v2,v3,v4,满足 v1/v2=εC、v4/v3=εE、εC<εE。状态1、3的温度分别为 T1,T3。工质为比热不随温度变化的理想气体,定容比热为 cv,比热比为 κ。回答下列问题。(60分)
(1) 用 T1,T3,εC,εE,κ 表示状态2、4、5的温度 T2,T4,T5。
(2) 以 s 表示工质的比熵,用 T1,T3,εC,εE,cv,κ 表示1→2、2→3、3→4、4→5、5→1各过程的比熵变化量 Δs12,Δs23,Δs34,Δs45,Δs51。
(3) 将循环A从状态3开始的绝热膨胀在比体积达到 v1 的状态4B停止,再由4B等容放热回到状态1,构成循环B。在同一张 T–s 图中画出A、B,指出哪一个循环热效率较高并解释原因。
(4) 循环C的状态1、2与B相同,但从状态2等压加热到状态3C,再从3C绝热膨胀到状态4C,最后由4C等容放热返回状态1。2→3C的加热量与循环B的加热量相同。在(3)的同一张 T–s 图中画出C,指出B、C中哪一个热效率较高并解释原因。
Kai
(1)
断熱過程では Tvκ−1 が一定、5→1 では T/v が一定なので
T2=T1εCκ−1,T4=T3εE1−κ,T5=T1εCεE.
(2)
可逆断熱では ds=0、等積では ds=cvdT/T、等圧では ds=κcvdT/T。したがって
Δs12=Δs34=0,
Δs23=cvlnT1εCκ−1T3,Δs45=cvlnT3εCT1εEκ,
Δs51=κcvlnεEεC.
全過程の和はゼロとなる。
(3)

A と B の加熱量はともに qin=cv(T3−T2) である。B の膨張終点は T4B=T3εC1−κ。放熱量の差は
qout,B−qout,A=cv[T4B−T4−(κ−1)(T5−T1)].
r=εE/εC>1、t=T4B/T1 とおく。A の 4→5 が放熱である条件 T4≥T5 から t≥rκ。よって
cvT1qout,B−qout,A=t(1−r1−κ)−(κ−1)(r−1)≥rκ−κr+κ−1>0.
最後の不等式は rκ の凸性による。等しい加熱量に対して A の放熱が小さいので ηA>ηB。
(4)
等加熱量の条件から
κcv(T3C−T2)=cv(T3−T2),T3C=T2+κT3−T2.
a=T3/T2>1、b=T3C/T2=1+(a−1)/κ とする。等圧加熱では v3C/v2=b だから
T4C=T2εCκ−1bκ,T4B=T2εCκ−1a.
凸性により bκ>1+κ(b−1)=a なので T4C>T4B。C の等積放熱量の方が大きく、同じ加熱量に対して ηB>ηC となる。