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九州大学 工学府 機械系専攻 2017年度 流体工学 問3

Author​

祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)

Description​

水平から角度 θ\theta 傾いた無限に広い平板が、板に平行に一定速度 UU で左上方へ動いている。平板上に密度 ρ\rho、粘性係数 μ\mu の水が、一定だが未知の厚さ hh で、十分発達した層流状態で流れる。水の上方と平板の下方は大気であり、空気の粘性は水に比べて無視できる。平板を動かす動力(板の流れ方向単位長さ、紙面垂直方向単位幅当たり)は LL。

水層が十分薄いという仮定は用いない。流れは定常で、紙面垂直方向に一様。xx 軸を斜面下向き、yy 軸を板に垂直な上向きにとり、重力加速度を gg とする。(50点)

  1. 水の微小検査体積の yy 方向運動方程式から、∂p/∂x=0\partial p/\partial x=0 を示せ。
  2. xx 方向の運動方程式を示せ。
  3. xx 方向流速 u(y)u(y) を y,θ,U,ρ,μ,h,gy,\theta,U,\rho,\mu,h,g で表せ。
  4. 厚さ hh を θ,U,ρ,L,g\theta,U,\rho,L,g で表せ。
  5. 水がすべて斜面上方(xx の負方向)に流れるために必要な板速度の下限 Umin⁡U_{\min} を θ,ρ,μ,L,g\theta,\rho,\mu,L,g で表せ。

原題の図(九州大学 2017年度 流体工学 問3)

题目描述​

倾角 θ\theta 的无限平板以速率 UU 沿斜面向左上方运动,其上有密度 ρ\rho、动力黏度 μ\mu、恒定未知厚度 hh 的充分发展定常层流水层。上方和板下方均为空气,空气黏性忽略;不采用薄膜近似,垂直纸面方向均匀。驱动功率按板长和宽各单位长度计为 LL。取 xx 沿斜面向下,yy 垂直板向上。证明压力沿 xx 无梯度,写出 xx 向运动方程,求速度分布、厚度 hh,以及使全水层向上流动的最小板速。

Kai​

(1)​

充分発達した流れは v=(u(y),0)\boldsymbol v=(u(y),0) である。yy 方向の釣り合いは

0=−∂p∂y−ρgcos⁡θ.0=-\frac{\partial p}{\partial y}-\rho g\cos\theta.

自由表面 y=hy=h で p=patmp=p_{\mathrm{atm}} より

p=patm+ρg(h−y)cos⁡θ.p=p_{\mathrm{atm}}+\rho g(h-y)\cos\theta.

hh は一定なので ∂p/∂x=0\boxed{\partial p/\partial x=0}。

(2)​

xx 方向では

0=−∂p∂x+μd2udy2+ρgsin⁡θ.0=-\frac{\partial p}{\partial x}+\mu\frac{d^2u}{dy^2} +\rho g\sin\theta.

したがって

μd2udy2=−ρgsin⁡θ.\boxed{\mu\frac{d^2u}{dy^2}=-\rho g\sin\theta}.

(3)​

板の速度は −U-U、自由表面のせん断応力は0なので

u(0)=−U,u′(h)=0.u(0)=-U,\qquad u'(h)=0.

積分すると

u(y)=−U+ρgsin⁡θμ(hy−y22).\boxed{u(y)=-U+\frac{\rho g\sin\theta}{\mu} \left(hy-\frac{y^2}{2}\right)}.

(4)​

水が板を下方に引くせん断応力の大きさは

τw=μu′(0)=ρghsin⁡θ.\tau_w=\mu u'(0)=\rho gh\sin\theta.

動力 L=τwUL=\tau_wU より

h=LρgUsin⁡θ.\boxed{h=\frac{L}{\rho gU\sin\theta}}.

(5)​

u′(y)≥0u'(y)\ge0 より最大流速は自由表面にあり、全域で上向きに流れる条件は u(h)≤0u(h)\le0。

−U+ρgsin⁡θ2μh2≤0.-U+\frac{\rho g\sin\theta}{2\mu}h^2\le0.

(4)を代入して

U3≥L22μρgsin⁡θ,Umin⁡=(L22μρgsin⁡θ)1/3.U^3\ge\frac{L^2}{2\mu\rho g\sin\theta},\qquad \boxed{U_{\min}=\left(\frac{L^2}{2\mu\rho g\sin\theta}\right)^{1/3}}.

等号では自由表面だけが静止する。自由表面も含め厳密に上向きなら U>Umin⁡U>U_{\min} とする。