九州大学 工学府 機械系専攻 2017年度 機械力学 問2
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
図の二つの円板は中心 O₁、O₂ まわりに回転でき、軸まわりの極慣性モーメントを I1,I2、半径を R1,R2 とする。円板に巻かれたひもは、上下二つのばね定数 k のばねを介してつながる。平衡状態でひもとばねはたわまずに張られており、そこからの微小回転角を θ1,θ2 とする。ひもは伸びず、質量は無視でき、円板との間に滑りはない。(50 点)

- 両円板の回転の運動方程式を行列表示せよ。
- 固有角振動数 ω1<ω2 と固有モード X1,X2 を求めよ。
- モード座標 ξ1,ξ2 を定義し、非連成の運動方程式を導出せよ。
- ξ1,ξ2 の一般解を求めよ。
题目描述
两圆盘的转动惯量为 I1,I2、半径为 R1,R2,绕固定中心转动。上下两条不可伸长的轻绳各串联一根刚度 k 的弹簧,平衡时绳与弹簧张紧,绳盘无滑动。以图示同向角度求线性运动方程、两个固有频率和模态、模态解耦方程及通解。
Kai
まず、微小運動中も上下両方のひもが張られている場合を考える。
(1)
δ=R1θ1−R2θ2 とおくと、上下のばねの伸びの変化は δ,−δ。平衡張力を T0 とすれば張力差は (T0+kδ)−(T0−kδ)=2kδ となる。よって
M(I100I2)θ¨+K2k(R12−R1R2−R1R2R22)θ=0.
(2)
D=R12/I1+R22/I2 とおく。det(K−ω2M)=0 より
ω1=0,ω2=2kD.
対応するモードは
X1∝(R2R1),X2∝(R1/I1−R2/I2).
第 1 モードでは両円板の周速度が等しく、ばねの伸びは変化しない。
(3)
質量正規化したベクトルを
ϕ1=I1R22+I2R12(R2,R1)T,ϕ2=D(R1/I1,−R2/I2)T
とし、Φ=(ϕ1 ϕ2)、θ=Φξ と定義する。ΦTMΦ=I、ΦTKΦ=diag(0,2kD) だから
ξ¨1=0,ξ¨2+ω22ξ2=0.
(4)
ξ1=A+Bt,ξ2=Ccosω2t+D0sinω2t.
なお、平衡張力が厳密にゼロで、ひもが圧縮力を伝えず片側がたるむ別の条件では、張力を kmax(δ,0) と kmax(−δ,0) とする。この場合の張力差は kδ となり、上式の 2k を k に置き換える。固有モードは変わらず、非零固有角振動数は kD となる。