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九州大学 工学府 機械系専攻 2015年8月実施 流体工学 問3

Author​

祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)

Description​

直径 dd の均質な剛体球の一部または全体が,密度 ρ\rho の静止した水中にある場合を考える。このとき,以下の各問に答えよ。ただし,座標系としては水平方向に xx 軸(右向きを正),鉛直方向に zz 軸(下向きを正)をとるものとする。重力加速度の大きさは gg とせよ。(50点)

(1) この球を水面に浮かばせたところ,水面と球の重心の zz 座標がちょうど一致した状態で静止した。球の密度 ρs\rho_s を求めよ。なお,水面の上側には静止した大気があるものとし,また球に働く表面張力は無視できるものとする。

(2) 問(1)の状態から,この球を鉛直下向きに微小量だけ水中に押し込んだ後,手を離した。水と大気の粘度を無視できる場合,球は振動し続ける。このときの振動数 ff を求めよ。なお,問(1)と同様,球に働く表面張力は無視できるものとする。

続いて,問(2)までとは密度のみが異なる,新しい球を用意した。

(3) この新しい球の全体が,仮に水中で静止しているものとする。このとき,球に働いている表面力の積分値 (Px,Pz)(P_x,P_z) を求めよ。ここで,PxP_x と PzP_z はそれぞれ求める積分値の xx 成分,zz 成分である。

(4) この球が水中を速度 UU で動いている場合には,水の粘度の影響により,球には抗力 DD が作用する。抗力 DD の無次元数 CDC_D を求めよ。

题目描述​

考虑一个直径为 dd 的均质刚性球部分或全部浸在密度为 ρ\rho 的静水中的情形,回答下列各问。坐标系的 xx 轴沿水平方向、向右为正,zz 轴沿竖直方向、向下为正。重力加速度大小为 gg。(50分)

(1) 将该球放在水面上使其漂浮,球静止时,水面与球重心的 zz 坐标恰好相同。求球的密度 ρs\rho_s。设水面上方为静止大气,作用在球上的表面张力可以忽略。

(2) 从(1)的状态开始,将球竖直向下压入水中一个微小距离后松手。若水和大气的黏度均可忽略,球将持续振动。求此时的频率 ff。与(1)相同,忽略作用在球上的表面张力。

接下来,另准备一个仅密度与前两问中的球不同的新球。

(3) 假设这个新球整体浸没于水中并保持静止。求作用在球上的表面力的积分值 (Px,Pz)(P_x,P_z),其中 Px,PzP_x,P_z 分别为所求积分值的 xx 分量和 zz 分量。

(4) 若该球在水中以速度 UU 运动,水的黏度会使球受到阻力 DD。求阻力 DD 的无量纲数 CDC_D。

Kai​

(1)​

半球分の浮力と球全体の重力が釣り合うから

ρsgπd36=ρgπd312,ρs=ρ2.\rho_s g\frac{\pi d^3}{6}=\rho g\frac{\pi d^3}{12},\qquad \boxed{\rho_s=\frac\rho2}.

(2)​

平衡位置から下向きの微小変位を η\eta とする。水線面積 Aw=πd2/4A_w=\pi d^2/4 より、浮力の増分は上向きに ρgAwη\rho gA_w\eta である。静水圧による復元力を用いる微小振動モデルでは

ρπd312η¨=−ρgπd24η,f=12π3gd.\frac{\rho\pi d^3}{12}\ddot\eta =-\rho g\frac{\pi d^2}{4}\eta, \qquad \boxed{f=\frac1{2\pi}\sqrt{\frac{3g}{d}}}.

この式では周囲の水の運動に伴う付加質量・造波を含めていない。粘性を無視することだけでは付加質量までゼロにはならず、それを含む厳密な振動数には流体運動の解析が別途必要となる。

(3)​

静止した水による表面力は圧力のみである。閉曲面で積分すると、水平成分は相殺され、鉛直成分は浮力となる。zz の正方向は下向きなので

(Px,Pz)=(0,−ρgπd36).\boxed{(P_x,P_z)=\left(0,-\rho g\frac{\pi d^3}{6}\right)}.

これは表面力の合力であり、球の重力は含めない。

(4)​

[D]=MLT−2[D]=MLT^{-2}、[ρ]=ML−3[\rho]=ML^{-3}、[U]=LT−1[U]=LT^{-1}、[d]=L[d]=L から、無次元の抗力は

DρU2d2\boxed{\frac{D}{\rho U^2d^2}}

で表される。投影面積 Ap=πd2/4A_p=\pi d^2/4 と動圧を用いる通常の抗力係数の規約では

CD=D12ρU2Ap=8DπρU2d2.\boxed{C_D=\frac{D}{\tfrac12\rho U^2A_p} =\frac{8D}{\pi\rho U^2d^2}}.

両者は定数倍の違いだけである。粘性係数を μ\mu とすれば、一般に CDC_D は Re=ρUd/μ\mathrm{Re}=\rho Ud/\mu に依存する。