九州大学 工学府 機械系専攻 2016年度 機械力学 問2
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
二つの質量 m の質点が長さ 2l/5 の剛体棒で結合され、その中心が長さ l、曲げ剛性 EI、円形断面の片持ちはり先端に直角に剛結されている。はりと棒の質量は無視する。図 1 のはり軸を x、剛体棒の方向を y、それらに垂直な方向を z とする。(50 点)

- 図 1 ではり先端に z 方向の初速度を与えた。zx 面内の曲げ自由振動の固有角振動数と、先端変位・角変位の比を求めよ。
- xy 面内の曲げ自由振動について同様に求めよ。
- 図 2 のように剛体棒を xy 面内で傾けて剛結し、先端に z 方向の初速度を与えた後の運動を、(1) と比較して論述せよ。新しい記号は意味を説明すること。
题目描述
无质量悬臂梁长 l、圆截面、弯曲刚度 EI。梁端刚接一根长 2l/5 的无质量杆,两端各有质量 m。初态杆沿 y、梁沿 x。分别求面外和面内弯曲的频率及梁端位移与转角比例;再讨论杆在 xy 面内倾斜后,给予梁端 z 初速度所引起的运动变化。
Kai
(1)
z 変位に伴う曲げ回転軸は y 軸であり、質点はその軸上にあるため、この回転の慣性モーメントはゼロである。先端曲げモーメントはゼロ、並進質量は 2m なので
2mz¨+l33EIz=0,ω=2ml33EI.
片持ちはりの先端荷重 P に対する変位・傾きを z=Pl3/(3EI)、θz=Pl2/(2EI) と定義すれば
z:θz=2l:3.
ここで θz は z 変位の先端傾きであり、z 軸まわりの回転角ではない。
(2)
先端 y 変位を y、同方向の傾きを θ とする。剛体棒の中心を通る z 軸まわりの慣性モーメントは
J=2m(l/5)2=52ml2.
はりの先端剛性行列を用いると
(2m002ml2/5)(y¨θ¨)+l3EI(12−6l−6l4l2)(yθ)=0.
λ=ml3ω2/(EI) とすると特性式は (λ−1)(λ−15)=0。したがって
ω1=ml3EI,y:θ=3l:5,ω2=ml315EI,y:θ=l:−3.
(3)
棒が y 軸から xy 面内で角度 α だけ傾くと、質点の x 座標がゼロでなくなる。そのため zx 曲げの回転にも慣性が生じ、さらに曲げ回転と x 軸まわりのねじり回転が慣性を介して連成する。
具体的に a=l/5、棒方向を (sinα,cosα,0)、x,y 軸まわりの回転を ψ,β とすると、両質点の z 変位は
z±=z±a(ψcosα−βsinα).
したがって運動エネルギーには
T=mz˙2+ma2(ψ˙cosα−β˙sinα)2
が現れ、一般の傾斜角では ψ˙β˙ の連成項がゼロでない。(1) の単一の曲げ振動とは異なり、曲げとねじりが組み合わさった固有モードが励起される。具体的な固有振動数には傾斜角とねじり剛性が必要である。