九州大学 工学府 機械系専攻 2014年8月実施 熱工学 問4
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
質量流量 WA(kg/s),温度 TA(K) の流体Aを用いた加熱によって,質量流量 WB(kg/s) の流体Bを温度 TB(K) から ΔTB(K) だけ温度上昇させる二重管式熱交換器を製作したい。この熱交換器を直径 d(m) の伝熱管を用いた向流式とする場合に以下の問いに答えよ。流体Aと流体Bの温度差 TA−TB を ΔTAB(K),流体A側の熱伝達率を hA(W/(m2⋅K)),管内を流れる流体Bの熱伝達率を hB(W/(m2⋅K)) とし,円管の肉厚は無視してよい。なお,流体BとAの熱容量流量比 WBCB/(WACA) を n(ただし n<1)と定義する。ここに CA と CB はそれぞれの流体の比熱(J/(kg⋅K))である。(30点)
(1) 流体AとBの熱交換器内温度分布を温度勾配の変化に注意して図に示せ。ただし,温度 TA と TB は図中に示してある。

(2) 流体Aの出口温度と流体Bの出口温度を等しくしたい。この場合の流体Bの温度変化 ΔTB と流体AとBの入口温度差 ΔTAB の比を n を用いて表せ。
(3) この時の流体Aと流体Bの間の対数平均温度差 ΔTlm を ΔTAB と n を用いて表せ。
(4) 熱交換器の必要長さ L を求めよ(WB,CB,hA,hB,および n を用いて表せ)。
题目描述
拟制造一台套管式换热器,用质量流量为 WA(kg/s)、温度为 TA(K) 的流体A,将质量流量为 WB(kg/s) 的流体B从温度 TB(K) 加热,使其升温 ΔTB(K)。换热器采用直径为 d(m) 的传热管,按逆流方式工作,回答下列问题。将流体A、B的温差 TA−TB 记作 ΔTAB(K),A侧换热系数为 hA(W/(m2⋅K)),管内流动的B侧换热系数为 hB(W/(m2⋅K)),可忽略管壁厚度。定义B与A的热容量流率之比为 n=WBCB/(WACA),其中 n<1;CA,CB 分别是两种流体的比热(J/(kg⋅K))。(30分)
(1) 注意温度梯度的变化,在图中画出流体A、B在换热器内的温度分布。图中已标出 TA,TB。
(2) 希望流体A的出口温度与流体B的出口温度相等。用 n 表示此时流体B的温升 ΔTB 与两流体入口温差 ΔTAB 之比。
(3) 用 ΔTAB,n 表示此时两流体间的对数平均温差 ΔTlm。
(4) 求换热器所需长度 L(用 WB,CB,hA,hB,n 表示)。
Kai
(1)
x を A の入口からの距離、CA=WACA、CB=WBCB=nCA、U=(hA−1+hB−1)−1 とする。局所温度を tA(x),tB(x) とすれば
dxdtA=−CAUπd(tA−tB),dxdtB=−CBUπd(tA−tB).
両曲線とも右下がりで、B の勾配の絶対値は A の 1/n 倍となる。また
dxd(tA−tB)=Uπd(CB1−CA1)(tA−tB)>0.
したがって右ほど温度差と両勾配の絶対値が増す。下図は (2) の出口温度一致条件を満たす例である。

(2)
A の温度低下を ΔTA とする。熱収支より ΔTA=nΔTB。出口温度一致条件は TA−ΔTA=TB+ΔTB なので
ΔTABΔTB=1+n1.
(3)
A 入口側と出口側の局所温度差は、それぞれ
ΔT1=1+nnΔTAB,ΔT2=1+nΔTAB.
よって
ΔTlm=ln(ΔT2/ΔT1)ΔT2−ΔT1=(1+n)lnnn−1ΔTAB.
(4)
WBCBΔTB=UπdLΔTlm より
L=πdWBCB(hA1+hB1)n−1lnn.
0<n<1 では lnn と n−1 はともに負で、L>0 となる。