九州大学 工学府 機械系専攻 2015年度 熱工学 問4
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
質量流量 WA、入口温度 TA の流体 A により、質量流量 WB の流体 B を入口温度 TB から ΔTB だけ加熱する。直径 d の伝熱管を用いた向流二重管式熱交換器とし、管壁の厚さは無視する。A、B 側の熱伝達率を hA,hB、比熱を CA,CB、入口温度差を ΔTAB=TA−TB とする。熱容量流量比は n=WBCB/(WACA)<1 である。(30 点)

- 温度勾配の変化に注意して、熱交換器内の A、B の温度分布を図示せよ。
- A、B の出口温度を等しくするとき、ΔTB と ΔTAB の比を n で表せ。
- この場合の対数平均温度差 ΔTlm を ΔTAB,n で表せ。
- 必要長さ L を WB,CB,hA,hB,d,n で表せ。
题目描述
忽略管壁热阻的逆流套管换热器,用热流体 A 加热管内 B。两者热容量流率比 n=WBCB/(WACA)<1。画出沿 A 流向的温度分布并体现梯度变化;当两流体各自的出口温度相等时,求 B 的温升与入口温差之比、对数平均温差和所需管长。
Kai
(1)
x を A の入口からの距離、CA=WACA、CB=WBCB=nCA、U=(hA−1+hB−1)−1 とする。局所温度を tA(x),tB(x) とすれば
dxdtA=−CAUπd(tA−tB),dxdtB=−CBUπd(tA−tB).
両曲線とも右下がりで、B の勾配の絶対値は A の 1/n 倍となる。また
dxd(tA−tB)=Uπd(CB1−CA1)(tA−tB)>0.
したがって右ほど温度差と両勾配の絶対値が増す。下図は (2) の出口温度一致条件を満たす例である。

(2)
A の温度低下を ΔTA とする。熱収支より ΔTA=nΔTB。出口温度一致条件は TA−ΔTA=TB+ΔTB なので
ΔTABΔTB=1+n1.
(3)
A 入口側と出口側の局所温度差は、それぞれ
ΔT1=1+nnΔTAB,ΔT2=1+nΔTAB.
よって
ΔTlm=ln(ΔT2/ΔT1)ΔT2−ΔT1=(1+n)lnnn−1ΔTAB.
(4)
WBCBΔTB=UπdLΔTlm より
L=πdWBCB(hA1+hB1)n−1lnn.
0<n<1 では lnn と n−1 はともに負で、L>0 となる。