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九州大学 工学府 機械系専攻 2015年度 流体工学 問3

Author​

祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)

Description​

開放形の二つの円筒容器が同軸に固定され、内側容器の底面は外側容器の底面より hh 高い。内側・外側の内半径はそれぞれ R,2RR,2R、内側容器の壁厚は無視できる。両容器には、それぞれの底面からの水面高さが h,3hh,3h となるよう水を入れる。二つの容器が中心軸まわりに一定角速度 ω\omega で一体として回転するとき、次に答えよ。

中心軸からの距離を rr、重力加速度を gg とする。水のあふれや底面の露出はなく、キャビテーションも発生しない。(50点)

  1. 各容器の底面を基準にした水面高さ z1,z2z_1,z_2 を rr の関数として求めよ。
  2. 内側容器の底面中心に十分小さい穴を開けても水の出入りがなく、両容器の水の体積が変化しない角速度 ω1\omega_1 を求めよ。
  3. (2)の水面を図示せよ。

原題の図(九州大学 2015年度 流体工学 問3)

题目描述​

两个同轴开口圆筒固定在一起,内筒半径 RR,外筒半径 2R2R,内筒底比外筒底高 hh,壁厚忽略。初始内外水面分别高于各自底面 h,3hh,3h。整体以角速度 ω\omega 旋转,水不溢出、底面不露出、不发生气蚀。求两侧自由面;再求在内筒底中心开小孔后无液体交换的角速度,并画出此时自由面。

Kai​

(1)​

回転座標系における圧力の全微分は

dp=ρω2r dr−ρg dz.dp=\rho\omega^2r\,dr-\rho g\,dz.

自由表面上では dp=0dp=0 なので z=ω2r2/(2g)+Cz=\omega^2r^2/(2g)+C である。内側の体積保存から

∫0R2πrz1(r) dr=πR2h,z1=h+ω22g(r2−R22).\int_0^R2\pi r z_1(r)\,dr=\pi R^2h, \qquad \boxed{z_1=h+\frac{\omega^2}{2g}\left(r^2-\frac{R^2}{2}\right)}.

外側水域は、r<Rr<R の内筒底の下に高さ hh の固定体積を持つ。自由表面を持つ環状部 R≤r≤2RR\le r\le2R の平均水位は 3h3h に保たれる。したがって

∫R2R2πrz2(r) dr=3πR2(3h),z2=3h+ω22g(r2−5R22).\int_R^{2R}2\pi r z_2(r)\,dr=3\pi R^2(3h), \qquad \boxed{z_2=3h+\frac{\omega^2}{2g}\left(r^2-\frac{5R^2}{2}\right)}.

(2)​

孔の位置は r=0r=0、外側容器の底から高さ hh である。孔の両側の圧力は

pinner=pa+ρg(h−ω2R24g),pouter=pa+ρg(2h−5ω2R24g).p_{\rm inner}=p_a+\rho g\left(h-\frac{\omega^2R^2}{4g}\right),\qquad p_{\rm outer}=p_a+\rho g\left(2h-\frac{5\omega^2R^2}{4g}\right).

外側の式は、同じ流体内の p/ρ+gz−ω2r2/2=一定p/\rho+gz-\omega^2r^2/2=\text{一定} を孔まで適用したものである。両者を等しくすれば

ω1=ghR.\boxed{\omega_1=\frac{\sqrt{gh}}{R}}.

(3)​

ω=ω1\omega=\omega_1 のとき

z1=3h4+hr22R2,z2=7h4+hr22R2.z_1=\frac{3h}{4}+\frac{hr^2}{2R^2},\qquad z_2=\frac{7h}{4}+\frac{hr^2}{2R^2}.

外側容器の底から測る共通座標 ZZ では Z=h+z1=z2Z=h+z_1=z_2 となるため、内外の水面は同じ放物面上にある。代表点は Z(0)=7h/4Z(0)=7h/4、Z(R)=9h/4Z(R)=9h/4、Z(2R)=15h/4Z(2R)=15h/4 である。

角速度ω1における自由表面