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九州大学 工学府 機械系専攻 2014年度 熱工学 問3

Author​

祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)

Description​

厚さ 2δh m2\delta_h\,\mathrm{m} の一様に発熱するヒータが空気流にさらされている。単位体積当たりの発熱量は q˙v W/m3\dot q_v\,\mathrm{W/m^3}、空気温度は Ta KT_a\,\mathrm K、ヒータ表面から空気への熱伝達率は h W/(m2 K)h\,\mathrm{W/(m^2\,K)} である。ヒータの熱伝導率 kh W/(m K)k_h\,\mathrm{W/(m\,K)} は一定とする。(45点)

(1) ヒータ表面からの熱流束 q W/m2q\,\mathrm{W/m^2} を求めよ。

(2) 厚さ dxdx の微小検査体積の熱収支から、ヒータ内の一次元定常熱伝導方程式を導け。

(3) ヒータ中心温度 T0T_0 は空気温度 TaT_a より何度高くなるか。

(4) ヒータの両面に厚さ δp\delta_p、熱伝導率 kpk_p の平板を接触させる。ヒータ中心温度は上がるか下がるか。その変化量も求めよ。平板表面の熱伝達率は hh のままで、界面の接触熱抵抗は無視でき、kpk_p は一定とする。

(5) kh<kpk_h<k_p のとき、ヒータおよび平板内の温度分布の概略を図中に示せ。図にはヒータ中心温度 T0T_0 と平板表面温度 TpT_p を示してある。

公式原図

(6) 両側から低温の面を近づけると、ふく射の影響で平板表面温度が下がった。ふく射熱流束が表面熱流束の 1/81/8 である場合、平板表面温度は何度下がるか。熱伝達率は変わらないものとする。

题目描述​

均匀发热板厚 2δh2\delta_h,两面对相同空气对流散热。求单侧表面热流密度、稳态导热方程和中心温升;在两面加装厚度 δp\delta_p、导热率 kpk_p 的平板后,求中心温度变化并画出温度分布(kh<kpk_h<k_p,忽略接触热阻)。最后,当辐射承担表面总热流的 1/81/8 时,求外表面温度的下降量。

Kai​

ヒータ中心を x=0x=0 とし、左右対称な一次元定常状態を考える。

(1) 表面熱流束​

単位表面積当たりの総発熱量 2δhq˙v2\delta_h\dot q_v が両面から等しく放出されるので

q=q˙vδh.\boxed{q=\dot q_v\delta_h}.

(2) 定常熱伝導方程式​

+x+x 方向の熱流束を qx=−kh dT/dxq_x=-k_h\,dT/dx とする。断面積1、厚さ dxdx の微小検査体積では

qx(x)−qx(x+dx)+q˙v dx=0.q_x(x)-q_x(x+dx)+\dot q_v\,dx=0.

dxdx で割り極限を取れば

ddx(khdTdx)+q˙v=0,d2Tdx2=−q˙vkh.\boxed{\frac{d}{dx}\left(k_h\frac{dT}{dx}\right)+\dot q_v=0}, \qquad \boxed{\frac{d^2T}{dx^2}=-\frac{\dot q_v}{k_h}}.

(3) 平板を付ける前の中心温度​

対称条件 T′(0)=0T'(0)=0 より、ヒータ内は

T(x)=T0−q˙v2khx2.T(x)=T_0-\frac{\dot q_v}{2k_h}x^2.

表面 x=δhx=\delta_h の対流条件は h[T(δh)−Ta]=qh[T(\delta_h)-T_a]=q。したがって

T0−Ta=q˙vδh22kh+q˙vδhh.\boxed{T_0-T_a=\frac{\dot q_v\delta_h^2}{2k_h} +\frac{\dot q_v\delta_h}{h}}.

(4) 平板を付けたときの中心温度変化​

発熱量と両外表面の熱伝達率が変わらないので、外表面温度は

Tp=Ta+qhT_p=T_a+\frac{q}{h}

のままである。各平板に新たに qδp/kpq\delta_p/k_p の温度差が生じ、ヒータ内の温度分布全体がその分だけ上昇する。

ΔT0=qδpkp=q˙vδhδpkp>0.\boxed{\Delta T_0=\frac{q\delta_p}{k_p} =\frac{\dot q_v\delta_h\delta_p}{k_p}>0}.

(5) 温度分布​

平板を取り付けた後の分布は

T(x)={Tp+qδpkp+q˙v2kh(δh2−x2),∣x∣≤δh,Tp+qkp(δh+δp−∣x∣),δh≤∣x∣≤δh+δp.T(x)= \begin{cases} T_p+\dfrac{q\delta_p}{k_p} +\dfrac{\dot q_v}{2k_h}(\delta_h^2-x^2), & |x|\le\delta_h,\\[6pt] T_p+\dfrac{q}{k_p}(\delta_h+\delta_p-|x|), & \delta_h\le |x|\le\delta_h+\delta_p. \end{cases}

ヒータ内は中心で勾配が零の放物線、発熱しない平板内は直線となる。界面では温度と熱流束が連続する一方、kh<kpk_h<k_p よりヒータ側の温度勾配の絶対値 q/khq/k_h は平板側の q/kpq/k_p より大きい。

ヒータ内は放物線、平板内は直線となる温度分布

(6) ふく射による表面温度の低下​

定常状態では総発熱量が一定なので、表面から出る総熱流束は引き続き qq。ふく射が q/8q/8 を担うと、対流分は 7q/87q/8 となる。新しい表面温度を Tp′T_p' とすれば

h(Tp′−Ta)=78q,h(Tp−Ta)=q.h(T_p'-T_a)=\frac78q,\qquad h(T_p-T_a)=q.

従って、表面温度の低下量は

Tp−Tp′=q8h=q˙vδh8h.\boxed{T_p-T_p'=\frac{q}{8h} =\frac{\dot q_v\delta_h}{8h}}.