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九州大学 工学府 機械系専攻 2014年度 流体工学 問3

Author​

祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)

Description​

水平面と角度 θ\theta をなす非常に長い斜面上に、水を入れた容器を載せた台車がロープで固定され、静止している(図a)。容器には底面を水平にした状態で水位 hh まで水が入れられている。ロープを切ると台車は斜面下向きに加速し(図b)、やがて台車・容器への空気抵抗により一定速度 VV で移動する(図c)。重力加速度を gg とする。(50点)

  1. 静止時の水面と水平面の角 βa\beta_a を求め、水面を図aに示せ。
  2. 加速期に加速度 α\alpha がほぼ一定として、水面と水平面の角 βb\beta_b を求め、水面を図bに示せ。必要なら移動速度を vv とせよ。
  3. 等速時の水面と水平面の角 βc\beta_c を求め、水面を図cに示せ。

原題の図(九州大学 2014年度 流体工学 問3)

题目描述​

装水容器随小车放在倾角 θ\theta 的长斜面上,起初被绳索固定;切断绳索后向下加速,最终因空气阻力达到恒速。求静止、近似恒加速度 α\alpha 和恒速三阶段的液面相对水平的角度,并画出液面。水量以容器底水平时水深 hh 确定。

Kai​

(1)​

静止状態では有効重力は鉛直下向きで、自由表面は水平である。

βa=0.\boxed{\beta_a=0}.

(2)​

斜面が右上がりとして、右向きに xx、上向きに yy をとる。台車の加速度は (−αcos⁡θ,−αsin⁡θ)(-\alpha\cos\theta,-\alpha\sin\theta) である。台車とともに動く座標系では慣性力を加えて

1ρ∇p=(αcos⁡θ,−g+αsin⁡θ).\frac1\rho\nabla p=(\alpha\cos\theta,-g+\alpha\sin\theta).

自由面では dp=0dp=0 なので

dydx=αcos⁡θg−αsin⁡θ,βb=arctan⁡(αcos⁡θg−αsin⁡θ).\frac{dy}{dx}=\frac{\alpha\cos\theta}{g-\alpha\sin\theta},\qquad \boxed{\beta_b=\arctan\left(\frac{\alpha\cos\theta}{g-\alpha\sin\theta}\right)}.

水面は斜面上方へ向かって高くなる。角度は速度 vv 自体に依存しない。斜面下向きの自由加速度 α=gsin⁡θ\alpha=g\sin\theta の場合は βb=θ\beta_b=\theta となり、水面は斜面に平行になる。上式は液面が有効重力に対して釣り合った状態を表し、ロープ切断直後の過渡的な液面振動は含めない。

(3)​

等速では加速度がゼロで、再び水面は水平となる。

βc=0.\boxed{\beta_c=0}.

下図は同じ水量に対する各状態の模式図で、中央は 0<α<gsin⁡θ0<\alpha<g\sin\theta の例である。

静止・加速・等速の水面