九州大学 工学府 機械系専攻 2014年度 機械力学 問3
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
長さ l、一定張力 T、線密度 ρ の弦の左端を壁に固定する。右端にはリングが付き、固定された鉛直の剛体棒に沿って摩擦なく上下できる。左端を原点 O、弦に沿う座標を x、微小な横変位を u(x,t) とする。リングの大きさと弦・リングの重力は無視し、c=T/ρ を用いてよい。(50 点)

- 微小要素の運動から弦の運動方程式を導出せよ。
- u(x,t)=U(x)cosωt としたとき、U(x) の一般解を求めよ。
- リングの質量を無視できる場合、第 r 次の固有角振動数 ωr と固有モード Ur を求めよ。
- リングの質量が m の場合の振動数方程式を求めよ。
- リングが無質量の場合の1次固有角振動数 ω1 と、質量を持つ場合の1次固有角振動数 ωˉ1 の大小関係を求めよ。
题目描述
弦长 l、恒定张力 T、线密度 ρ,左端固定,右端连接可沿竖直固定杆无摩擦上下移动的圆环。横向位移 u(x,t) 很小,忽略圆环尺寸及弦和圆环的重力。推导波动方程及简谐空间解;先忽略圆环质量求各阶固有频率和模态,再令圆环质量为 m 求频率方程,并比较有、无端部质量时的第一阶固有频率。
Kai
(1)
弦の傾斜が小さいので、鉛直張力成分は Tux である。微小区間にニュートンの運動法則を適用すると
ρdxutt=T{ux(x+dx,t)−ux(x,t)}.
よって
utt=c2uxx,c=T/ρ.
(2)
u=Ucosωt を代入すると U′′+(ω/c)2U=0。したがって
U(x)=C1sincωx+C2coscωx.
(3)
左端固定条件は U(0)=0。無質量リングでは右端の鉛直力がゼロなので U′(l)=0。非自明な解には cos(ωl/c)=0 が必要であり、
ωr=2l(2r−1)πc,Ur(x)=Crsin2l(2r−1)πx,r=1,2,….
Cr は任意の非零定数である。
(4)
リングに弦が及ぼす鉛直力は −Tux(l,t) なので
mutt(l,t)=−Tux(l,t).
左端条件を満たす U=Csin(ωx/c) を代入して
Tcωcoscωl−mω2sincωl=0(ω>0).
同値な無次元表示は、z=ωl/c、η=m/(ρl) とおくと
cotz=ηz.
(5)
η>0 に対し、0<z<π/2 では cotz が +∞ からゼロへ単調減少し、ηz はゼロから単調増加する。したがってこの区間に唯一の1次の根があり、
0<ωˉ1<2lπc=ω1.
端部質量を付けると、同じ弦の復元力に対する慣性が増え、1次固有角振動数は低下する。