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九州大学 工学府 機械系専攻 2012年度 流体工学 問3

Author​

祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)

Description​

鉛直面内の半径 RR の円形レール上に、幅 LL、深さ HH の直方体の水槽がある。静止時の水深は h<Hh<H である。水槽は一定角速度 ω\omega でレール上を反時計回りに動き、t=0t=0 に最下部を通る。水面形状の変化は十分速く、準定常状態を仮定できる。

重力加速度を gg とする。RR は L,H,hL,H,h より十分に大きく、遠心力は重力より大きい。(50点)

  1. 時刻 tt の水面が水平方向となす角 θ\theta を求めよ。中心から水面までの距離は RR と近似してよい。
  2. 一回転中に水がこぼれないための水深 hh の条件を求めよ。必要なら tan⁡(α−β)=(tan⁡α−tan⁡β)/(1+tan⁡αtan⁡β)\tan(\alpha-\beta)=(\tan\alpha-\tan\beta)/(1+\tan\alpha\tan\beta) を用いよ。

原題の図(九州大学 2012年度 流体工学 問3)

题目描述​

宽 LL、深 HH 的矩形水槽沿半径 RR 的竖直圆轨道以角速度 ω\omega 逆时针运动,t=0t=0 位于最低点。静止水深为 h<Hh<H,RR 远大于槽的尺寸,离心加速度 Rω2>gR\omega^2>g,液面可视为准定常。求液面相对水平的角度,以及整圈运动不溢水的水深条件。

Kai​

(1)​

ϕ=ωt\phi=\omega t、a=Rω2>ga=R\omega^2>g とおく。固定座標を右向き xx、上向き yy とすると、槽に対して静止した流体の有効体積力は

1ρ∇p=(asin⁡ϕ,−g−acos⁡ϕ).\frac{1}{\rho}\nabla p=(a\sin\phi,-g-a\cos\phi).

自由面上で dp=0dp=0 だから

tan⁡θ=asin⁡ϕg+acos⁡ϕ.\tan\theta=\frac{a\sin\phi}{g+a\cos\phi}.

象限も含めて水面の向きを表すには

θ=atan2⁡(asin⁡ϕ, g+acos⁡ϕ)(modπ)\boxed{\theta=\operatorname{atan2}(a\sin\phi,\ g+a\cos\phi)\pmod\pi}

とすればよい。分母がゼロの時刻では水面は鉛直であり、単一の逆正接の主値に固定しない。

(2)​

槽底の水平に対する角度は ϕ\phi である。水面の槽底に対する傾斜の大きさは

s(ϕ)=∣tan⁡(ϕ−θ)∣=g∣sin⁡ϕ∣a+gcos⁡ϕ.s(\phi)=|\tan(\phi-\theta)| =\frac{g|\sin\phi|}{a+g\cos\phi}.

a>ga>g なので分母は正である。最大値は cos⁡ϕ=−g/a\cos\phi=-g/a で生じ、

smax⁡=ga2−g2.\boxed{s_{\max}=\frac{g}{\sqrt{a^2-g^2}}}.

槽底全体が水で覆われる場合、高い側の水深は h+Ls/2h+Ls/2 である。したがって、この場合の条件は

h≤H−Lg2(Rω2)2−g2.h\le H-\frac{Lg}{2\sqrt{(R\omega^2)^2-g^2}}.

題文は局所的な底面露出を排除していないため、小水量の場合も含める。傾斜が ss のとき高い側の水深を dd とすれば、単位奥行き当たりの水量 LhLh は

Lh={L(d−sL/2),d≥sL,d2/(2s),0≤d<sL.Lh=\begin{cases} L(d-sL/2),&d\ge sL,\\ d^2/(2s),&0\le d<sL. \end{cases}

後者は底の一部が露出した三角形断面である。最悪の傾斜 smax⁡s_{\max} で d≤Hd\le H を課せば、一般的な不溢水条件は

h≤{H−Lsmax⁡2,Lsmax⁡≤H,H22Lsmax⁡,Lsmax⁡>H.\boxed{\quad h\le \begin{cases} H-\dfrac{Ls_{\max}}2,&Ls_{\max}\le H,\\[4pt] \dfrac{H^2}{2Ls_{\max}},&Ls_{\max}>H. \end{cases}\quad}

等号は液面が縁に達する限界である。縁まで余裕を持たせるなら不等号を厳密にする。