九州大学 工学府 機械系専攻 2011年度 流体工学 問3
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
大気中において、鉛直面から角度 θ だけ傾いた斜面を、密度 ρ、粘度 μ の水が厚さ h を保った十分発達した層流として自然流下する。図のように x を斜面下向き、y を斜面から外向きにとり、二次元流れとする。重力加速度は g である。(50点)
- 流下方向の断面平均速度 um を代表速度として、現象を支配する無次元数をすべて求めよ。
- 水膜内 0<y<h の圧力分布 p(y) をゲージ圧で求めよ。
- x 方向流速を u(y) として、x 方向の力の釣り合い式を導出せよ。
- u(y) を求めよ。大気の粘度は水の粘度より十分小さい。
- θ を (1) の無次元数で表せ。

题目描述
密度 ρ、黏度 μ 的水沿与竖直成角 θ 的斜面,以厚度 h 的充分发展二维层流自然下落。x 沿斜面向下,y 沿壁面法向向外。以平均流速 um 为代表速度,求无量纲数、表压分布、流向力平衡方程、速度分布,以及倾角与无量纲数的关系;忽略空气黏度。
Kai
(1)
有次元量は ρ,μ,h,um,g の五つ、基本次元は M,L,T の三つなので、独立な無次元群は二つである。例えば
Re=μρumh,Fr=ghum
を選べる。傾斜角 θ 自身も無次元の幾何学パラメータである。逆数を用いた Π1=1/Re、Π2=1/Fr2 も同等である。
(2)
θ は鉛直から測るので、壁面に向かう重力成分は gsinθ。したがって
dydp=−ρgsinθ,p(h)=0,p(y)=ρgsinθ(h−y).
(3)
十分発達した流れでは ∂p/∂x=0 である。微小要素の流下方向の釣り合いから
dydτ+ρgcosθ=0,τ=μdydu,μdy2d2u+ρgcosθ=0.
(4)
壁面の無滑り条件 u(0)=0 と自由面のせん断応力ゼロ u′(h)=0 を用いて二度積分すると
u(y)=μρgcosθ(hy−2y2).
(5)
um=h1∫0hu(y)dy=3μρgh2cosθ.
ゆえに
cosθ=Re3Fr2=Π23Π1,θ=arccos(Re3Fr2).
自然流下の範囲では 0≤3Fr2/Re≤1 である。