九州大学 工学府 土木工学専攻 2021年8月実施 数学 (ALL)
Author
Miyake, 祭音Myyura
Description
題意の要約。
問題 1
y=xlogx(log は自然対数)のグラフを描く。両軸の表示範囲は −0.5 から 2.5 とする。極値と変曲点については座標を示し、存在しなければ「なし」とする。x 軸との交点、その点での接線(破線)、および接線の傾きも示す。
問題 2
曲面 z=f(x,y)=xy のうち、円柱 x2+y2=4 の内部にある部分の面積を S とする。
- 曲面上の点 P=(x,y,f(x,y))、Q=(x+Δx,y,f(x+Δx,y))、R=(x,y+Δy,f(x,y+Δy)) を用いて面積要素を求め、
D={(x,y):x2+y2≤4, x≥0, y≥0},S=4∬Dx2+y2+1dxdy
を導く。
- 極座標により S を計算する。
問題 3
- 完全微分方程式 (y−x3)dx+(x−siny)dy=0 の一般解を求める。
- X(x,y)dx+Y(x,y)dy=0 に y のみの関数 Q(y)=0 を掛けて完全微分方程式にできるとき、Q を X,Y とその偏導関数で表す。
- 方程式 (xy2−y3)dx+(1−xy2)dy=0 は y のみの積分因子を持つ。(2) を用いて一般解を求める。
問題 4
n≥2 は整数、b=0 とする。
- 次の A について An を求める。
A=0000100001000010.
- 次の B について Bn を求める。
B=b0001b0001b0001b.
- C=(135−30−12) を対角化する。
問題 5
確率密度
f(x)={2(1−x),0,0≤x≤1,x<0 または x>1
に従う確率変数の平均と分散を求める。
問題 6
工場 A の鉄筋から無作為に 9 本を選び、引張強度の標本平均 Xˉ=500N/mm2 を得た。母集団は正規分布に従い、母標準偏差は既知で σ=75N/mm2 である。母平均 μ の 95% 信頼区間を求める。標準正規変数 Z に対して P(∣Z∣>z)=α となる値は次表を用いる。
| α | z |
|---|
| 0.01 | 2.576 |
| 0.02 | 2.326 |
| 0.05 | 1.960 |
| 0.10 | 1.645 |
| 0.20 | 1.282 |
出典:九州大学 令和4年度 土木工学専攻 数学。
题目描述
问题 1:画出 y=xlnx 的图像,横纵轴显示范围均为 [−0.5,2.5]。标明极值点和拐点的坐标,不存在时注明“无”;还需标出与 x 轴的交点、在该点处的切线(虚线)及其斜率。
问题 2:求曲面 z=f(x,y)=xy 位于圆柱 x2+y2=4 内部的部分的面积。
- 由曲面上相邻的三个点 P,Q,R 推导面积元 dS=1+fx2+fy2dxdy,从而得到
S=4∬Dx2+y2+1dxdy,D={(x,y):x2+y2≤4, x≥0, y≥0}.
- 使用极坐标计算面积 S。
问题 3:
- 求完全微分方程 (y−x3)dx+(x−siny)dy=0 的通解。
- 对 X(x,y)dx+Y(x,y)dy=0,推导仅依赖 y 的非零积分因子 Q(y) 的公式。
- 用第 2 问的方法求 (xy2−y3)dx+(1−xy2)dy=0 的通解。
问题 4:设整数 n≥2、b=0,令
A=0000100001000010,B=bE+A,C=(135−30−12).
依次求 An、Bn,并将 C 对角化。
问题 5:随机变量的密度为 f(x)=2(1−x)(0≤x≤1),区间外为 0。求其期望与方差。
问题 6:从正态总体随机抽取 9 根钢筋,抗拉强度样本均值为 500N/mm2,已知总体标准差为 75N/mm2。求总体均值的 95% 置信区间,可使用上方给出的标准正态分布双侧分位数表。
Kai
【問題 1】
定義域は x>0 であり、
y′=logx+1,y′′=x1>0.
したがって、0<x<e−1 で減少、x>e−1 で増加し、極小点は (e−1,−e−1)、極大点と変曲点はない。x 軸との交点は (1,0)、そこでの接線の傾きは 1 で、接線は y=x−1 となる。また limx→0+xlogx=0 だが、原点はグラフに含まれない。

【問題 2】
(1)
曲面 z=f(x,y) 上の点
P=(x,y,f(x,y)), Q=(x+Δx,y,f(x+Δx,y)), R=(x,y+Δy,f(x,y+Δy))
を考えると、 Δx,Δy の1次までで
PQPR≃(Δx,0,∂x∂fΔx)=(1,0,∂x∂f)Δx≃(0,Δy,∂y∂fΔy)=(0,1,∂y∂f)Δy
であり、これらのベクトル積とその大きさは
PQ×PRPQ×PR=(−∂x∂f,−∂y∂f,1)ΔxΔy=∣ΔxΔy∣(∂x∂f)2+(∂y∂f)2+1=∣ΔxΔy∣x2+y2+1
である。
よって、
S=4∬Ddxdyx2+y2+1
がわかる。
(2)
x=rcosθ, y=rsinθ によって2次元極座標 (r,θ) を導入すると、
dxdy=rdrdθ であり、次のように計算できる:
S=4∫02drrr2+1∫0π/2dθ=32π[(r2+1)3/2]02=32(55−1)π
【問題 3】
(1)
∂x∂f∂y∂f=y−x3=x−siny(a)(b)
を満たす関数 f(x,y) を求める。
式 (a) より、
f(x,y)=xy−41x4+g(y)(c)
なる関数 g(y) が存在することがわかる。
(c) を (b) に代入して整理すると、
dydg∴ g(y)∴ f(x,y)=−siny=cosy+C ( C は任意定数 )=xy−41x4+cosy+C ( C は任意定数 )
を得る。
よって、求める一般解は
xy−41x4+cosy+C=0 ( C は任意定数 )
である。
(2)
式④が完全微分方程式であるための条件は、
∂y∂Q(y)X(x,y)dydQX+Q∂y∂XQ1dydQ=∂x∂Q(y)Y(x,y)=Q∂x∂Y=X1(∂x∂Y−∂y∂X)
なので、
Q(y)=exp(∫dyX(x,y)1(∂x∂Y−∂y∂X))
を得る。ただし右辺の被積分関数が y のみの関数となることが必要である。
(3)
(2) の X(x,y),Y(x,y) は今の場合、
X(x,y)=xy2−y3, Y(x,y)=1−xy2
であるから、
X(x,y)1(∂x∂Y−∂y∂X)=xy2−y3−y2−(2xy−3y2)=−y2
であり、積分因子として
Q(y)=y21
を考えればよい。ただし y=0 とする。
このとき与えられた微分方程式は、
(x−y)dx+(y21−x)dy=0
となり、 (1) と同じ方法を使って、一般解
21x2−xy−y1+C=0 ( C は任意定数 )
を得る。なお、積分因子を掛ける前の方程式には特異解 y=0 もある。
【問題 4】
(1)
A2A3An=0000000010000100=0000000000001000=0000000000000000 (n=4,5,6,⋯)
(2)
4次の単位行列を E とすると、
B=bE+A
であり、まず、
B2=b2E+2bA+A2=b20002bb20012bb20012bb2
がわかる。
また、
B3B4=b3E+3b2A+3bA2+A3=b30003b2b3003b3b2b3013b3b2b3=b4E+4b3A+6b2A2+4bA3+A4=b4E+4b3A+6b2A2+4bA3=b40004b3b4006b24b3b404b6b24b3b4
から、 n=3,4,5,⋯ について
Bn=bnE+nbn−1A+2n(n−1)bn−2A2+6n(n−1)(n−2)bn−3A3=bn000nbn−1bn002n(n−1)bn−2nbn−1bn06n(n−1)(n−2)bn−32n(n−1)bn−2nbn−1bn
がわかる。
(3)
det(λI−C)=(λ+2)(λ−3) である。固有値 −2,3 に対する固有ベクトルとして、それぞれ (2,1)T,(3,1)T を取れる。したがって、
P=(2131),P−1=(−113−2),P−1CP=(−2003).
【問題 5】
平均は
μ=∫−∞∞xf(x)dx=2∫01(x−x2)dx=2[2x2−3x3]01=31
であり、分散は
σ2=∫−∞∞(x−μ)2f(x)dx=∫−∞∞x2f(x)dx−μ2=2∫01(x2−x3)dx−μ2=2[3x3−4x4]01−91=181
である。
【問題 6】
1.96⋅975=49
なので、求める95%信頼区間の下端は 500−49=451 N/mm2 であり、
上端は 500+49=549 N/mm2 である。