九州大学 システム情報科学府 情報理工学専攻・電気電子工学専攻 2022年8月実施 ベクトル解析
Author
Yu, itsuitsuki
Description
直交座標系において, x,y,z 軸方向の単位ベクトルをそれぞれ i,j,k とする。ベクトル場 F を F=yi−xj+zk とする。次の各問に答えよ。
(1) C を x2+y2=4,z=0 で定義される円とする。次に示す C1 および C2 に沿った線積分 ∫C1F⋅dr および ∫C2F⋅dr を求めよ。
(a) C1:C 上を点 A(1,3,0) から点 B(−3,1,0) まで反時計回り向かう曲線
(b) C2:C 上を点 A(1,3,0) から点 B(−3,1,0) まで時計回り向かう曲線
(2) S を半球面 x2+y2+z2=4(0≤z) と平面 z=0 で囲まれた領域の境界とする。面積分 ∫S∇×F⋅dS を求めよ。外向き法線ベクトルを用いよ。
Kai
(1)
(a)
x(t)y(t)r=2costidr=⟨−2F⋅dr=⟨2sint,−2cost,z⟩⋅⟨−2sint,2∫C1F⋅dr==2cost=2sint+2sintj(3π≤t≤65π)sint,2cost,0⟩dtcost,0⟩dt=−4(sin2t+cos2t)dt=−4dt−4∫3π65πdt=−2π
(b)
∫C2F⋅dr=6π
(2)
S は、半球面 S1:x2+y2+z2=4,z≥0 と、円盤 S2:x2+y2≤4,z=0 に分け、境界∂S1 は x2+y2=4,z=0 で定義される円とする。
Stokes定理を用い、外向きなので反時計回りに境界をパラメータ化表示:
r(t)=(2cost,2sint,0),t∈[0,2π]
微分すると、
dtdr=(−2sint,2cost,0),
つまり
dr=dtdrdt=(−2sint,2cost,0)dt.
ゆえに
∫S1∇×F⋅dS=∮∂SF⋅dr=∫02πF(r(t))⋅dr(t)=∫02π(2sint,−2cost,0)⋅(−2sint,2cost,0)dt=−4∫02πdt=−8π
S2 に関する面積分を求めるために、F の回転を求める。
∇×F=i∂x∂yj∂y∂−xk∂z∂z=⟨0,0,−2⟩
∫S2∇×F⋅dS=∫S2∇×F⋅ndS
=∫S2⟨0,0,−2⟩⋅⟨0,0,−1⟩dxdy
=∫02πdθ∫022rdr=8π
∫S∇×F⋅dS=∫S1∇×F⋅dS+∫S2∇×F⋅dS=0