九州大学 システム情報科学府 情報理工学専攻・電気電子工学専攻 2021年8月実施 線形代数
Author
Miyake
Description
n 次元ユークリッド空間上の n+1 個の点 p1,p2,...,pn+1∈Rn に対し,2 点 pi,pj 間のユークリッド距離を di,j=∥pi−pj∥ で表す.ただし,各 pi は列ベクトルである.
また,gi,j=di,n+12+dj,n+12−di,j2 (1≤i,j≤n) を添字順に並べて得られる行列を G=(gi,j)∈Rn×n とする.このとき以下の各問いに答えよ.
(1) n = 2とする.以下の2つの場合に対して,等式条件を満たす3個の点 p1,p2,p3∈R2 の組をそれぞれ1つ求めよ.
- (a) (d1,2,d1,3,d2,3)=(1,1,1)
- (b) (d1,2,d1,3,d2,3)=(1,2,3)
(2) xj=pj−pn+1 (1≤j≤n) とし,xj を添字順に並べて得られる行列を X=(xj)∈Rn×n とする.
(1) で求めた答えに対し,X⊤X をそれぞれ計算せよ.
(3) 一般に G が半正定値であることを示せ.ただし,n×n 実対称行列 A∈Rn×n が半正定値であるとは,任意のベクトル v∈Rn に対して v⊤Av≥0 が成り立つことをいう.
题目描述
在 n 维欧氏空间中给定 n+1 个列向量点 p1,…,pn+1,记两点间欧氏距离为
di,j=∥pi−pj∥.
对 1≤i,j≤n 定义
gi,j=di,n+12+dj,n+12−di,j2,G=(gi,j)∈Rn×n.
- 当 n=2 时,分别为以下距离组三点各给出一组满足条件的坐标:
- (d1,2,d1,3,d2,3)=(1,1,1);
- (d1,2,d1,3,d2,3)=(1,2,3)。
- 令 xj=pj−pn+1(1≤j≤n),X=(xj)。对第 1 问的两组点分别计算 X⊤X。
- 证明一般情况下 G 半正定,即对任意 v∈Rn 均有 v⊤Gv≥0。
- 距离几何与 Gram 矩阵:由点间距离构造坐标,并把 gij 与位移向量内积联系起来。
- 半正定矩阵:证明 G 是 Gram 矩阵的常数倍,从而用平方范数说明二次型非负。
Kai
(1)
(a)
p1=(10), p2=21(13), p3=(00)
(b)
p1=(20), p2=(30), p3=(00)
(2)
(a)
X∴ XTX=(x1x2)=(102123)=(121023)(102123)=(121211)
(b)
X∴ XTX=(x1x2)=(2030)=(2300)(2030)=(4669)
(3)
ベクトル a のノルムを ∣a∣ で表す。
与えられた定義より、
gi,jXTXxiTxj=di,n+12+dj,n+12−di,j=∣pi−pn+1∣2+pj−pn+12−pi−pj2=2(piTpj−piTpn+1−pjTpn+1+∣pn+1∣2)=x1Tx2T⋮xnT(x1x2⋯xn)=x1Tx1x2Tx1⋮xnTx1x1Tx2x2Tx2xnTx2⋯⋯⋯x1Txnx2TxnxnTxn=(pi−pn+1)T(pj−pn+1)=piTpj−piTpn+1−pjTpn+1+∣pn+1∣2
なので、
G=2XTX
がわかる。
よって、任意の v∈Rn について
vTGv=2vTXTXv=2(Xv)TXv=2∣Xv∣2≥0
が成り立つので、 G は半正定値である。