九州大学 システム情報科学府 情報理工学専攻・電気電子工学専攻 2020年8月実施 解析学・微積分
Author
Yu, 祭音Myyura
Description
微分積分
R 上の関数
f(x,y)=(x+y)exp(−2x2+y2)
について次の各問いに答えよ.
(1) f の停留点を全て求めよ.
(2) f の極大点と極小点を全て求めよ.
(3) f の最大値または最小値が存在する場合,それらを求めよ.
微分方程式
次の微分方程式の一般解を求めよ.
(1)
dxdy=4xyx2+6y2
(2)
dxdy=e2x+y+1−1
複素関数論
次の各問に答えよ.
(1) 複素関数 f(z)=z(z−2)21 を z=0 でローラン展開せよ.
(2) 複素関数 g(z)=zsinz+21 を z=−2 でローラン展開し,級数が収束する領域を示せ.
次に, z=−2 における留数を求めよ.
题目描述
本题分为三部分。
一、微积分
对定义在 R2 上的二元函数
f(x,y)=(x+y)exp(−2x2+y2),
回答下列问题:
- 求 f 的全部驻点。
- 求 f 的全部局部极大点和局部极小点。
- 若 f 存在全局最大值或全局最小值,求出这些最值。
二、微分方程
分别求下列两个一阶微分方程的通解:
dxdy=4xyx2+6y2.
dxdy=e2x+y+1−1.
三、复函数论
-
将
f(z)=z(z−2)21
在 z=0 处作洛朗展开。由于另一奇点位于 z=2,Kai 分别给出了 0<∣z∣<2 与 ∣z∣>2 两个环域的展开,作答时应分别注明。
-
将
g(z)=zsinz+21
在 z=−2 处作洛朗展开,指出级数的收敛区域,并求 z=−2 处的留数。
Kai
微分積分
(1)
∂x∂f∂y∂f(x,y)=(1−x(x+y))e−2x2+y2=(1−y(x+y))e−2x2+y2∂x∂f=∂y∂f=0=(22,22)or(−22,−22)
(2)
ABC=∂x2∂2f=(x3+x2y−3x−y)e−2x2+y2=∂x∂y∂2f=(x2y+xy2−x−y)e−2x2+y2=∂y2∂2f=(y3+xy2−3y−x)e−2x2+y2
(x,y)=(22,22) のとき,
AD=−232e−21<0B=−22e−21C=−232e−21=AC−B2=4e−1>0⇒(22,22) は極大点です.
(x,y)=(−22,−22) のとき,
AD=232e−21>0B=22e−21C=232e−21=AC−B2=4e−1>0⇒(−22,−22) は極小点です.
(3)
最大値: f(22,22)=2e−21
最小値: f(−22,−22)=−2e−21
実際、s=(x+y)/2, t=(x−y)/2 とおくと
f=2se−(s2+t2)/2 である。固定した s に対して絶対値は t=0 で最大となり、
se−s2/2 の最大・最小はそれぞれ s=1,−1 で取られるので、上記は大域的な最大値・最小値である。
微分方程式
(1)
dxdy=4yx+2x3y
y=ux とすると, dxdy=dxdux+u
dxdux+u=4u1+23u
x1dx=2u2+11d(2u2)
ln∣x∣+C1=ln(1+2u2)
1+2u2=C∣x∣(C>0)
u=±2C∣x∣−1
y=±x2C∣x∣−1
ただし、各解は x=0 かつ C∣x∣>1 の区間上で考える。
(2)
dxdy=ey(e2x+1−e−y)
dxdye−y=e2x+1−e−y
t=e−y>0 とすると, dxdt=−dxdye−y
dxdt=t−e2x+1⇒dxdt−t=−e2x+1
P(x)=−1Q(x)=−e2x+1
t=e−∫P(x)dx(∫Q(x)e∫P(x)dxdx+C)=ex(−ex+1+C)
e−y=ex(−ex+1+C)
y=−ln(ex(−ex+1+C))
ただし、ex(C−ex+1)>0、すなわち C>ex+1 の区間上で考える。
複素関数論
(1)
0<∣z∣<2 のとき,
f(z)=z1(2−z1)′=2z1(1−2z1)′=2z1(n=0∑∞(2z)n)′=2z1n=1∑∞21n(2z)n−1=4z1m=0∑∞(m+1)(2z)m
∣z∣>2 のとき,
f(z)=z31(1−z2)21=z31m=0∑∞(m+1)(z2)m
(2)
z+2=u とすれば, z=u−2 より,
g(z)=(u−2)sinu1=(u−2)(u1−3!u31+5!u51−⋯)=1−u2−3!u21+3!u32+5!u41−⋯=1−z+22−3!(z+2)21+3!(z+2)32+5!(z+2)41−⋯
z=−2 における留数は −2
この級数が収束する領域は,複素平面全体から点 z=−2 を除いた領域である。