九州大学 システム情報科学府 情報理工学専攻・電気電子工学専攻 2015年8月実施 線形代数
Author
Zero, 祭音Myyura
Description
任意の行列 A を引数に取り行列を返す関数 f(A)=21(AAA−A) について 以下の各問に答えよ。
(1) A が直交行列のとき、 f(A) も直交行列となることを示せ。
(2) A0 を 1×1 行列 A0=(1) とし,任意の整数 n≥1 に対し, 行列 An を An=f(An−1) と定義する。このとき, 各成分が 1 の 2n 次元行ベクトル 1={1,1,…,1} と行列 An の積 1An を求めよ。
(3) {v1,v2,…,vd} を A の列空間 ( A の列ベクトルが張る部分空間 ) の基底とする。このとき,
{(v1v1),…,(vdvd),(v1−v1),…,(vd−vd)}
が f(A) の列空間の基底となることを示せ。
题目描述
对任意矩阵 A 定义分块矩阵函数
f(A)=21(AAA−A).
回答下列问题:
-
证明若 A 是正交矩阵,则 f(A) 也是正交矩阵。
-
令 A0 为 1×1 矩阵 (1),并对每个整数 n≥1 递归定义
An=f(An−1).
令 1=(1,1,…,1) 为各分量均为 1 的 2n 维行向量,求乘积 1An。
-
若 {v1,v2,…,vd} 是 A 的列空间(即由 A 的列向量张成的子空间)的一组基,证明下列 2d 个分块列向量构成 f(A) 的列空间的一组基:
{(v1v1),…,(vdvd),(v1−v1),…,(vd−vd)}.
Kai
(1)
A⊤A=I より
f(A)⊤f(A)=21(A⊤A⊤A⊤−A⊤)(AAA−A)=(A⊤A00A⊤A)=I.
したがって f(A) も直交行列である。
(2)
H=21(111−1) とおくと
An=H⊗An−1=H⊗n である。
un=12nAn とおけば
un=((1,1)H)⊗un−1=(2,0)⊗un−1,u0=(1).
よって
12nAn=(2n/2,0,…,0).
(3)
A の各列を aj とすると、f(A) の列は
21(ajaj),21(aj−aj)
である。各 aj は v1,…,vd の線形結合であり、逆に各 vi は A の列の線形結合なので、問題文の 2d 個のベクトルは f(A) の列空間を張る。
さらに
i∑αi(vivi)+i∑βi(vi−vi)=0
ならば、上下の成分から
∑i(αi+βi)vi=0 および
∑i(αi−βi)vi=0 を得る。
vi は一次独立なので全ての αi,βi は 0 である。したがって問題文の集合は基底である。