九州大学 システム情報科学府 情報理工学専攻・電気電子工学専攻 2020年8月実施 電気回路
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Zero
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【問 1】
図 1 に示す回路において,C=3F,L=63H, 電源の角周波数 ω=2rad/s, 端子間電圧 V と電流 I の位相差は arg(IV)=−6πrad であり,回路は定常状態にあるとする.以下の問いに答えよ.
(1) R の値を求めよ.
(2) 電流 I の時間関数が i(t)=sin(2t+6π)A であり,これに対応するフェーザ電流を I=ej6πA と表すとき,フェーザ電圧 V を求め,その時間関数 v(t) を答えよ.
【問 2】
図 2 の回路について,以下の問いに答えよ.ただし,図 2(a) と図 2(b) は等価である.
(1) 図 2(b) のインピーダンス Z1,Z2,Z3 を求めよ.
(2) 図 2(b) において,端子対 1−1′ から右側を見たときのインピーダンス ZR および左側を見たときのインピーダンス ZL を記号 Z0,Z1,Z2,Z3 を用いずに表せ.ただし,インピーダンス Z0=R+jX である.
(3) 図 2(b) の Z0 において,R も X も可変であるとき,Z0 における消費電力を最大とする R および X を求めよ.
【問 3】
図 3 の回路について,以下の問いに答えよ.ただし,電源の角周波数を ω とする.
(1) 図 3(b) が図 3(a) の端子対 1−1’ の左側の 2 端子回路と等価なとき,電流源 J0 とアドミタンス Y0 を求めよ.
(2) 図 3(a) の電流 I を求めよ.
【問 4】
図 4 の回路について,以下の問いに答えよ.ただし,e(t)=50sintV とし,スイッチ S を閉じる前の回路は定常状態にあるとする.
(1) t=0 でスイッチ S を閉じた直後の電流 i(+0) を求めよ.
(2) t>0 における電流 i(t) を求めよ.
Kai
【問 1】
(1)
Z全=R+jωC1//jωL=R+jωC1+jωLjωC1⋅jωL=R+1−ω2CLjωL=R+1−4⋅3⋅63j⋅2⋅63=R+1−233j=R−33j(1◯)
IV=Z全
Z全=Ae−6π(A>0)=A(23−21j)(2◯)
①、② の実部と虚部を比較
⎩⎨⎧R−33=23A=−2A(3◯)(4◯)
④ より、
23AR=3A=323=23×323=1
(2)
i(t)=sin(2t+6π),I=ej6π
(1) より、
Z全=323(23−21j)
Z全=1−33j=32e−j6π
V=I×Z全=ej6π×32e−j6π=32
v(t)=32sin2t
【問 2】
(1)
Δ→Y 変換より、
Z1=4+j2j=172j(4−j)=172+8j=172(1+4j)
Z2=4+j2j=172(1+4j)
Z3=4+j4=174(4−j)=1716−4j
(2)
ZR=Z0+Z2=R+jX+172(1+4j)=1717R+2+j(8+X)
ZL=Z1+Z3−j=4+j2+4+j4−j=1718−3j
(3)
ZL を電源側、ZR を負荷側におく、ZR の消費電力が最大になるには
ZL=ZR となればよい
ZL=1718−3j
ZR=1717R+2−j(8+X)
実部と虚部を比較して
{17R+2=188+X=3
⎩⎨⎧R=1716X=−5
【問 3】
(1)
1−1′ の左の電圧源を短絡、電流源を開放する
Z0=R+R//jωL=2R+jωL2R⋅jωL
Z01=Y0=j2RωL2R+jωL=j2RωL×(−j2RωL)−j2RωL(2R+jωL)=4R2ω2L22Rω2L2−j4R2ωL=4R2ω2L22RωL(ωL−j2R)=2RωLωL−j2R
(i)
J のみ残したとき
IJ=R+RRJ=21J
(ii)
E を残したとき
IE=2RE
(iii)
E′ を残したとき
IE=−2RE
J0=21J+2RE−2RE=21J
(2)
(1) より 1−1′ 間の電圧は、
V=Y0+R1J0=2RωLωL−j2R+R121J=ωL−j2R+2ωLRωLJ=3ωL−j2RRωLJ
I=RV より、
I=3ωL−j2RωLJ
【問 4】
(1)
e(t)=i(t)+Ldtdi(t)
定常状態なので、dtLdi(t)=0
e(t)=i(t)
50sint=i(t)
i(+0)=0
(2)
dtdi(t)=3i′(t)
e(t)e(t)e(t)e(t)43e(t)275sint=i(t)+i′(t)+3i′(t)=i(t)+4i′(t)=i(t)+4⋅31dtdi(t)=i(t)+34dtdi(t)=dtdi(t)+43i(t)=dtdi(t)+43i(t)
i(t)=is(t)+if(t)
is(t) は is(t)=Asint+Bcost とおくと
dtdis(t)=Acost−Bsint
275sint275sint=Acost−Bsint+43(Asint+Bcost)=(43A−B)sint+(A+43B)cost
⎩⎨⎧275=43A−B0=A+43B⇒{A=18B=−24
is(t)=18sint−24cost
次に is(t) を求める
特性方程式より、
0=λ+43⇒λ=−43
i(t)=18sint−24cost+Ce−43t
(1) より i(0)=0 より、
0=−24+C⇒C=24
i(t)=18sint−24cost+24e−43t(t>0)