九州大学 システム情報科学府 情報理工学専攻 2018年8月実施 オートマトンと言語
Author
Zero
Description
【問1】
以下の状態遷移図を持つ非決定性有限オートマトン M=(K,Σ,δ,q0,F) に対し、次の各問いに答えよ。
ただし、K={q0,q1}, Σ={a,b}, δ, q0, F={q0,q1} は、それぞれ状態の集合、アルファベット、遷移関数、初期状態、最終状態の集合を表す。
(1) M が受理する長さ 4 の文字列をすべて列挙せよ。
(2) M が受理する言語 L1 に含まれる文字列を説明せよ。
(3) L1 を受理する状態数最小の決定性有限オートマトンの状態遷移図を与えよ。
(4) 文字 a で始まり文字 b で終わる Σ 上の文字列の集合を言語 L2 とする。
言語 L1∩L2 を受理する状態数最小の決定性有限オートマトンの状態遷移図を与えよ。
【問2】
1+2+3 や 4+4−10 のように数の加減算を行う式を扱える、次の文脈自由文法 G を考える。
文法 G の終端記号は 0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,+,−、非終端記号は S,N,D、開始記号は S であり、生成規則は次の通りである。
SND→N∣S+N∣S−N→D∣DN→0∣1∣2∣3∣4∣5∣6∣7∣8∣9
開始記号 S から生成規則に従った書換えにより導出できる文字列が、G によって生成される文字列である。
例えば G は文字列 4+4−10 を次の導出木により生成する。
次の各問い (1), (2) に答えよ。
(1) 次の各文字列は G によって生成されるか。されるならば導出木を与え、されないならば理由を説明せよ。
- (a) 5+13+9
- (b) 25
- (c) 空文字列
- (d) -4+15
(2) G は 05+3-0007 のように個々の数を表す部分の先頭に不要な 0 が付いた文字列も生成してしまう。
このような文字列が生成されないように修正した文法 G′ を考える。
文法 G′ の終端記号は 0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,+,−、非終端記号は S,N,M,D、開始記号は S であり、生成規則は次の通りである。
ただし ε は空文字を表す。
SNMD→N∣S+N∣S−N→0∣ i →ε∣ ii ∣ iii →1∣2∣3∣4∣5∣6∣7∣8∣9
G′ が意図通りになるよう空欄 i , ii , iii を埋めよ。
ただし G により生成される文字列のうち、排除したい文字列以外は、すべて G′ により生成されるようにすること。
また他の数字が直後に続かない単独の 0 が現れることは許すものとする。
G′ は例えば 0 や 1+301 や 0+0-203 を生成するが、00 や 1+0301 は生成しない。
Kai
【問1】
(1)
aaaa,aaab,aaba,abab,abaa,baaa,baba,baab
(2)
b が連続しない文字列
(3)
(4)
【問1】
(1)
(a)
(b)
(c)
生成されない。生成規則に空文字列を終端記号として導出するものが存在しない。
(d)
生成されない。文頭は最終的に非終端記号 S から導出されるが、S から「-」は導出されない。
(2)
または