京都大学 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 2021年8月実施 I-3-CD
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
I-3C(物理数学)
(1) 3 次元ベクトル A,B について、次の式 (A)、(B) を証明せよ。(1 成分について示せば良い。)但し
∇=(∂x∂,∂y∂,∂z∂)
である。
rot(A×B)=A(divB)−B(divA)+(B⋅∇)A−(A⋅∇)B,(A)
A×rotA=−(A⋅∇)A+21∇A2.(B)
(2) div(A×B) を rotA,rotB,A,B を使って表せ。
(3) 次の連立常微分方程式の一般解を求めよ。y=y(x),z=z(x) とし、記号 ′ は d/dx である。
{y′+z′+7y+5z=0,3y′+2z′+y+z=0.(C)
(4) 次の積分を求めよ。
∫01xloge(1−x)dx.(D)
但し ∣x∣≤1,x=1 とし、∑n=1∞1/n2=π2/6 を使って良い。
I-3D(量子力学)
スピンが S、その z 成分が Sz の規格化された量子力学的状態を ∣S,Sz⟩ と表記する。ここで、Sz=−S,−S+1,…,S−1,S である。この ∣S,Sz⟩ に対して
S^−∣S,Sz⟩=(S+Sz)(S−Sz+1)∣S,Sz−1⟩
を満たす演算子 S^− を導入する。この時、以下の設問に答えよ。
まず、スピン 1/2 の粒子 2 つのスピンの合成を考える。
(1) 合成された全スピンが 1、その z 成分が 1 である規格化された状態 ∣1,1⟩ を、スピン 1/2 の状態の直積 ∣1/2,m1⟩∣1/2,m2⟩ を用いて表せ。
(2) 全スピンが 1、その z 成分が 0 である規格化された状態 ∣1,0⟩ を、小問 (1) の結果から出発し、∣1/2,m1⟩∣1/2,m2⟩ の線形結合として表現せよ。ただし、S^− は、s^1−+s^2− のように、それぞれの粒子に作用する演算子の和としても定義される。
(3) 小問 (2) の状態に直交させることで、全スピンが 0、その z 成分が 0 である規格化された状態 ∣0,0⟩ を、スピン 1/2 の状態の直積 ∣1/2,m1⟩∣1/2,m2⟩ の線形結合として表現せよ。
次に、スピン 1 の粒子とスピン 1/2 の粒子のスピンの合成を考える。
(4) 全スピンが 3/2、その z 成分が 1/2 の規格化された状態 ∣3/2,1/2⟩ を、スピン 1 と 1/2 の状態の直積 ∣1,M⟩∣1/2,m⟩ の線形結合として求めよ。ここで M=1,0,−1、m=1/2,−1/2 である。
题目描述
I-3C(数学物理)
(1) 对三维矢量 A,B,证明式 (A)、(B),只需证明一个分量即可。其中
∇=(∂x∂,∂y∂,∂z∂).
rot(A×B)=A(divB)−B(divA)+(B⋅∇)A−(A⋅∇)B,(A)
A×rotA=−(A⋅∇)A+21∇A2.(B)
(2) 用 rotA,rotB,A,B 表示 div(A×B)。
(3) 求下列常微分方程组的通解,y=y(x),z=z(x),撇号表示 d/dx:
{y′+z′+7y+5z=0,3y′+2z′+y+z=0.(C)
(4) 求积分
∫01xloge(1−x)dx.(D)
设 ∣x∣≤1,x=1,可使用 ∑n=1∞1/n2=π2/6。
I-3D(量子力学)
将自旋为 S、z 分量为 Sz 的归一化量子态记为 ∣S,Sz⟩,其中 Sz=−S,−S+1,…,S−1,S。引入满足
S^−∣S,Sz⟩=(S+Sz)(S−Sz+1)∣S,Sz−1⟩
的算符 S^−,回答以下问题。
先考虑两个自旋 1/2 粒子的自旋合成。
(1) 用两个自旋 1/2 态的直积 ∣1/2,m1⟩∣1/2,m2⟩ 表示总自旋为 1、z 分量为 1 的归一化态 ∣1,1⟩。
(2) 从 (1) 的结果出发,将总自旋为 1、z 分量为 0 的归一化态 ∣1,0⟩ 表示为上述直积态的线性组合。S^− 也可定义为分别作用于两粒子的算符之和 s^1−+s^2−。
(3) 利用与 (2) 中态的正交性,将总自旋和 z 分量均为 0 的归一化态 ∣0,0⟩ 表示为 ∣1/2,m1⟩∣1/2,m2⟩ 的线性组合。
再考虑自旋 1 粒子与自旋 1/2 粒子的合成。
(4) 将总自旋为 3/2、z 分量为 1/2 的归一化态 ∣3/2,1/2⟩ 表示为 ∣1,M⟩∣1/2,m⟩ 的线性组合,其中 M=1,0,−1,m=1/2,−1/2。
Kai
I-3C
(1)
反復添字を縮約する。ϵijkϵklm=δilδjm−δimδjl より
[∇×(A×B)]i=∂j(AiBj−AjBi)=Ai∂jBj−Bi∂jAj+Bj∂jAi−Aj∂jBi.
同様に
[A×(∇×A)]i=Aj∂iAj−Aj∂jAi=21∂i(AjAj)−Aj∂jAi.
それぞれ所要の恒等式である。
(2)
積の微分を用いて
∇⋅(A×B)=B⋅(∇×A)−A⋅(∇×B).
(3)
dxd(zy)=(13−209−14)(zy).
固有値は −2,1、対応する固有ベクトルは (−3,5)T,(−3,4)T。従って任意定数 C1,C2 により
(zy)=C1e−2x(5−3)+C2ex(4−3).
(4)
−ln(1−x)/x=∑n=1∞xn−1/n は 0<x<1 で非負項の級数なので、単調収束により項別積分できる。
∫01xln(1−x)dx=−n=1∑∞n21=−6π2.
I-3D
∣↑⟩=∣1/2,1/2⟩、∣↓⟩=∣1/2,−1/2⟩ と略記する。
(1)
最大磁気量子数を持つ唯一の積状態であるから ∣1,1⟩=∣↑↑⟩。
(2)
S−∣1,1⟩=2∣1,0⟩=∣↓↑⟩+∣↑↓⟩ より
∣1,0⟩=2∣↑↓⟩+∣↓↑⟩.
(3)
M=0 の二次元空間で直交性・規格化を課して
∣0,0⟩=2∣↑↓⟩−∣↓↑⟩.
全体位相は任意である。
(4)
∣3/2,3/2⟩=∣1,1⟩∣↑⟩ に一度 S− を作用させると
3∣3/2,1/2⟩=2∣1,0⟩∣↑⟩+∣1,1⟩∣↓⟩.
従って
∣3/2,1/2⟩=32∣1,0⟩∣↑⟩+31∣1,1⟩∣↓⟩.
Reference