京都大学 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 2020年8月実施 II-2
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
両端を固定して張り渡した針金の中点に質量 m の質点を取り付け、垂直な方向に振動させると、(針金のヤング率に比例し)変位の 3 乗に比例した復元力があらわれる。このような振動について、発見的に近似解を求めよう。
(1) まず、質量が m で角振動数が ω0 の 1 次元調和振動子
mdt2d2x+mω02x=0(A)
の一般解を x=Acos(ω0t+α)(A と α は定数)とする。これに対して、次のように Fcosωt(F と ω (=ω0) は定数)で表される周期的な外力が作用する場合
mdt2d2x+mω02x=Fcosωt(B)
を考える。ここで、x=B1cosωt とおいて B1 を決めることで式 (B) の特解を求め、一般解を求めよ。
(2) 外力の角振動数 ω が ω0 に一致する場合、小問 (1) に示した方法では解くことができない。x=B2tsinω0t とおいて B2 を決めることで式 (B) の特解を求めよ。これはどのような運動か。
(3) さて、変位の 3 乗に比例した復元力があらわれる振動を
mdt2d2x+mω02x+mCx3=0(C)
とし、∣ω02x∣≫∣Cx3∣ の場合を考える。
まず、ω0 とわずかに異なる角振動数 p(ただし、ω02≫∣ω02−p2∣)の単振動から出発して、近似解を求める。x=acospt を式 (C) に代入し、それを、角振動数 p の単振動に対して周期的な外力が作用する、式 (B) のような形
dt2d2x+p2x=D1cospt+D2cos3pt(D)
に変形しよう。係数 D1 と D2 を求めよ。
3 倍角の公式は cos3θ=4cos3θ−3cosθ である。
(4) この「外力」のもとでも小問 (2) のような運動にならないためには、D1 が十分に小さいことが必要である。D1=0 として p2 を求め、式 (D) の特解を求めよ。
(5) 小問 (4) の場合、式 (D) の一般解を求めよ。
次いで、初期条件を t=0 で x=a,dx/dt=0 として、式 (C) の近似解を求めよ(ω0 を使わず、p をそのまま使って良い)。
题目描述
在两端固定并绷紧的金属丝中点安装质量为 m 的质点,使其沿垂直于金属丝的方向振动,会出现与位移三次方成正比、也与金属丝杨氏模量成正比的回复力。下面用探索性方法求这类振动的近似解。
(1) 质量为 m、角频率为 ω0 的一维谐振子
mdt2d2x+mω02x=0(A)
的通解为 x=Acos(ω0t+α),其中 A,α 为常数。若施加周期外力 Fcosωt,其中 F,ω 为常数且 ω=ω0,运动方程为
mdt2d2x+mω02x=Fcosωt.(B)
令 x=B1cosωt,通过确定 B1 求式 (B) 的特解,再求通解。
(2) 当外力角频率 ω=ω0 时,(1) 的方法不能求解。令 x=B2tsinω0t,通过确定 B2 求式 (B) 的特解,并说明这是什么运动。
(3) 设具有三次回复力的振动满足
mdt2d2x+mω02x+mCx3=0,(C)
考虑 ∣ω02x∣≫∣Cx3∣ 的情况。
从角频率 p 略偏离 ω0、且 ω02≫∣ω02−p2∣ 的简谐振动出发求近似解。将 x=acospt 代入式 (C),将其变形为类似式 (B) 的、角频率为 p 的振子受周期外力作用的形式:
dt2d2x+p2x=D1cospt+D2cos3pt.(D)
求 D1,D2。三倍角公式为 cos3θ=4cos3θ−3cosθ。
(4) 要使该“外力”不导致 (2) 中的运动,D1 需要足够小。令 D1=0,求 p2 以及式 (D) 的特解。
(5) 对 (4) 的情况,求式 (D) 的通解。然后施加初始条件 t=0 时 x=a,dx/dt=0,求式 (C) 的近似解。允许直接保留 p,不必换回 ω0。
Kai
(1)
B1(ω02−ω2)=F/m より
x=Acos(ω0t+α)+m(ω02−ω2)Fcosωt.
(2)
(d2/dt2+ω02)(tsinω0t)=2ω0cosω0t なので
xp=2mω0Ftsinω0t.
外力と固有振動の共鳴により、振幅が時間に比例して増大する。
(3)
x¨+p2x=(p2−ω02)x−Cx3 に近似波形を代入して
D1=a(p2−ω02)−43Ca3,D2=−41Ca3.
(4)
p2=ω02+43Ca2,xp=32p2Ca3cos3pt.
特解の分母は p2−(3p)2=−8p2 である。
(5)
一般解は Acospt+Bsinpt+Ca3cos3pt/(32p2)。初期条件より
x(t)≃acospt+32p2Ca3(cos3pt−cospt).
適用条件は ∣C∣a2/ω02≪1、p2>0。この近似は周波数の一次補正を取り込み、残差は非線形性の二次である。
Reference