京都大学 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 2018年度 問題II-3-AB
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
II-3A(力学)
質量 m の質点が、十分重く静止している質量 M の重力中心の周りを運動する。万有引力定数を G、無限遠のポテンシャルを零とする。
- 中心からの位置を r、r=∣r∣ としてラグランジアンを書け。
- 速度の二乗を平面極座標で表せ。運動方程式を導き、角運動量の大きさ ℓ の保存を示せ。
- 保存エネルギー E と角運動量 ℓ を定数とし、動径運動エネルギー mr˙2/2 を r の関数で表せ。動径運動が許される領域と折返し条件を用い、質点が束縛され楕円軌道を描くエネルギー範囲を、与えられた ℓ に対して求めよ。
II-3B(電磁気学)
図のような直角座標系をとり、真空中に x 軸と平行な一様外部電場 E=Eex を加え、原点に同方向の電気双極子 p=pex を置く。真空誘電率を ϵ0 とし、SI 単位系で答えよ。

- 双極子の周囲にある球状の等電位面の半径 a を p,E で求めよ。
- この半径 a の帯電していない、厚さを無視できる導体球殻を原点中心に置く。球殻外表面の電荷密度 σ(θ) を求めよ。θ は +x 軸から測る角度である。
题目描述
II-3A: 质量 m 的粒子受静止重天体 M 的引力作用,万有引力常数为 G,无穷远势能为零。(1) 写拉格朗日量;(2) 用平面极坐标写速度平方与运动方程,证明角动量 ℓ 守恒;(3) 用能量和角动量写径向动能,利用允许区与径向转折条件,求给定 ℓ 时束缚椭圆轨道的能量范围。
II-3B: 如该小题原图所示,真空中有沿 +x 的均匀电场 E,原点放置同向电偶极矩 p。(1) 求其周围球形等势面的半径 a;(2) 在该处放置不带净电荷、可忽略厚度的导体球壳,求外表面电荷密度。极角从 +x 轴起算,使用 SI 单位。
Kai
II-3A
(1)
L=2m∣r˙∣2+rGMm.
(2)
∣r˙∣2=r˙2+r2θ˙2 なので
mr¨=mrθ˙2−r2GMm,dtd(mr2θ˙)=0.
したがって ℓ=∣mr2θ˙∣=const.。
(3)
21mr˙2=E−Ueff(r),Ueff(r)=2mr2ℓ2−rGMm.
ℓ>0 とすると Ueff の最小位置と値は
rc=GMm2ℓ2,Umin=−2ℓ2G2M2m3.
負のエネルギーで有限な二つの動径折返し点を持つので、非円形の楕円軌道の条件は
−2ℓ2G2M2m3<E<0.
左端の等号は円軌道であり、円も楕円に含める場合には Umin≤E<0 とする。動径の折返し点は近日点・遠日点である。
II-3B
(1)
球座標の極軸を x 軸に取ると、電位は
V(r,θ)=(4πϵ0r2p−Er)cosθ.
r=a で θ に依存しないためには括弧が零となる。よって
a=(4πϵ0Ep)1/3.
(2)
球殻がもともとの等電位面と一致するため、外部の電位は上式のままで境界条件を満たす。外側の法線電場は
Er(a+,θ)=−∂rV∣r=a=(4πϵ0a32p+E)cosθ=3Ecosθ.
導体内部の電場は零なので
σ(θ)=ϵ0Er(a+,θ)=3ϵ0Ecosθ.
球面積分は零であり、球殻の正味電荷が零という条件とも両立する。
Reference