京都大学 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 2018年度 問題II-1
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
一次元ハミルトニアン
H=2mp2+V(x),V(x)=2mω2x2(1−gx)2
を考える。g>0、m>0 で、x=0,g−1 に二つの井戸がある。基底エネルギーは障壁の高さより十分低いものとし、g に対する摂動論的補正を捨て、トンネル効果による補正を
E=ℏω(ν+1/2)
で表す。領域 I、II および転回点 a,b は図のようにとる。

-
∣x∣≪g−1 の領域 I では V(x)≃mω2x2/2。この領域で、x→−∞ で零に収束するシュレディンガー方程式の解を求めよ。規格化定数を A とし、特殊関数
Dλ′′(z)+(λ+21−4z2)Dλ(z)=0
を用いよ。z≫1、λ が非負整数でない場合の漸近形として、原問では
Dλ(z)≃zλe−z2/4,Dλ(−z)≃(−z)λe−z2/4+Γ(−λ)2πz−λ−1ez2/4
が与えられている。
障壁内の領域 II では k(x)=2m(V(x)−E) とし、
ψ≃k(x)C1exp(ℏ1∫axk(y)dy)+k(x)C2exp(−ℏ1∫axk(y)dy).
ここで a は左井戸と障壁の間の転回点 V(a)=E、b=g−1−a は右側の転回点であり、基底状態の対称性より
C2C1=exp(−ℏ1∫abk(y)dy)
である。
-
a≪x≪(a2/g)1/3 において
ψ≃B1xγ1emωx2/(2ℏ)+B2xγ2e−mωx2/(2ℏ)
と書いたとき、Bi,γi を Ci,E で表せ。a≃2E/(mω2)、∫axk(y)dy≃∫ax[mωy−E/(ωy)]dy を用いてよい。
-
領域 I と II の重なりで漸近形を接続し、C1/C2 を ν で表せ。
-
s=g2ℏ/(mω)≪1 のとき ν を求めよ。Γ(−ν)≃−1/ν および
exp(−ℏ1∫abk(y)dy)≃e−1/(6s)e2E/(ℏω)s−E/(ℏω)(ℏω2E)−E/(ℏω)
を用いてよい。
题目描述
一维双阱势 V(x)=mω2x2(1−gx)2/2 在 0 和 g−1 有极小值,g>0。基态能量远低于势垒,忽略关于 g 的微扰修正,只求隧穿修正 E=ℏω(ν+1/2)。区域 I、II 及转向点 a,b 见上方原题图。
- 在左井附近用谐振子势近似,借助题给的抛物柱函数及其渐近式,求向负无穷衰减的波函数。
- 在势垒内采用题给 WKB 表达式,转向点为 a,b=g−1−a;基态对称性给出 C1/C2=e−∫abk/ℏ。在重叠区 a≪x≪(a2/g)1/3 求增长项、衰减项的幂次与系数,可使用给定积分近似。
- 接续两种渐近解,求系数比与 ν 的关系。
- 在 s=g2ℏ/(mω)≪1 时,使用题给的势垒积分与伽马函数近似求 ν。
Kai
(1)
z=αx、α=2mω/ℏ とおくと
dz2d2ψ+(ν+21−4z2)ψ=0.
x→−∞ で減衰する解を選び、
ψI(x)=ADν(−αx).
(2)
q=E/(ℏω)=ν+1/2 とおく。題意の積分近似から
ℏ1∫axk(y)dy≃2ℏmωx2−q−qlnax,k(x)≃mωx.
したがって
γ1=−q−21=−ν−1,B1=mωC1e−qaq,
γ2=q−21=ν,B2=mωC2eqa−q,a≃mω22E.
(3)
実波動関数を用いると、実軸上の Dν(−z) の減衰項係数は cosπν となる。したがって成長・減衰項の係数比は
B2B1=Γ(−ν)cosπν2πα−2q.
(2) の B1/B2=(C1/C2)e−2qa2q と αa=2q を用いれば
C2C1=Γ(−ν)cosπν2π[4(ν+1/2)e2]ν+1/2.
題文の (−z)ν という表記を形式的にそのまま使う場合には cosπν を (−1)ν に置き換えた式となる。ここで必要な ν→0 の主要項ではいずれの係数も 1 である。
(4)
対称性による係数比と比較し、共通する e2q を消去すると
Γ(−ν)cosπν1≃2π1(s2)qe−1/(6s).
左辺は −ν+O(ν2)、右辺の冪では q≃1/2 としてよい。ゆえに
ν≃−πs1e−1/(6s)=−πg2ℏmωexp[−6g2ℏmω].
対称な基底状態はトンネル効果によってエネルギーが下がる。
Reference