跳到主要内容

京都大学 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 2017年8月実施 問題I-1

Author​

祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)

Description​

図のように、質量 MM の棒が、その重心 GG から距離 ℓ\ell の位置で、xx 軸に平行な回転軸に垂直に取りつけられている。棒の回転軸まわりの慣性モーメントは II で、棒は回転軸のまわりに yzyz 平面内を滑らかに回転するものとする。zz 軸は鉛直方向を向き、zz の値が減少する方向に重力加速度 gg で重力がはたらいているものとする。図に示したように、鉛直下向きから測った棒の傾きの角度を θ\theta とする。

回転軸に取り付けた棒と角度・座標・加速度の向き(原題図)

(1) 回転軸の位置が不動であるとして、棒にはたらく回転軸まわりのトルクを θ\theta の関数として求めよ。

(2) 前問と同様、回転軸の位置が不動であるとして、θ\theta の微小振動を考える。微小振動の角振動数 ω0\omega_0 を求めよ。

以下では、回転軸の位置が yy 方向に加速度 a(t)a(t) で運動する場合を考える。

(3) このとき、θ\theta の運動を表す運動方程式を書き下せ。

[ヒント]θ\theta は回転軸の運動とともに並進する非慣性座標系における角度座標であることに注意せよ。

以下の問には、M,ℓ,g,IM,\ell,g,I を用いずに、小問 (2) で定義した ω0\omega_0 を用いて答えよ。

(4) 回転軸の運動の加速度が

a(t)=ϵgsin⁡(Ωt)(A)a(t)=\epsilon g\sin(\Omega t)\tag{A}

となるように、yy 方向に振動させる。θ\theta の振幅が小さいとして、θ\theta に関して線形化し、Ω≠ω0\Omega\ne\omega_0 の場合に、角振動数 Ω\Omega で周期振動する θ\theta の特解を求めよ。

(5) 小問 (4) において、ϵ≪1\epsilon\ll1 であっても、Ω\Omega が ω0\omega_0 に十分近い場合、線形近似が破綻する。その場合についても適用できる近似解を得るために、振動の非線形性を取り入れることを考える。運動方程式において θ\theta の3次の非線形項までを取り入れる近似をする。ただし、ϵ\epsilon が乗じられた項に関しては θ\theta の高次の補正をすべて無視するものとする。このとき、θ1\theta_1、および、θ3\theta_3 を定数として、近似解が

θ=θ1sin⁡(Ωt)+θ3sin⁡(3Ωt)(B)\theta=\theta_1\sin(\Omega t)+\theta_3\sin(3\Omega t)\tag{B}

という高次の高調波を無視する形で与えられるとして、θ1\theta_1 を決定する代数方程式を導け。ただし、∣θ3∣|\theta_3| は、たかだか、O(∣θ1∣3)O(|\theta_1|^3) であると仮定してよいものとする。

题目描述​

如上图,质量为 MM 的棒在距重心 GG 为 ℓ\ell 的位置,垂直安装于平行 xx 轴的转轴上。棒绕该转轴的转动惯量为 II,可以在 yzyz 平面内绕转轴光滑转动。zz 轴沿竖直方向,重力以加速度 gg 沿 zz 减小的方向作用。如图,将从竖直向下方向测量的棒的倾角记为 θ\theta。

(1) 设转轴位置固定,求作用于棒、绕转轴的力矩,表示为 θ\theta 的函数。

(2) 同前问,设转轴位置固定,考虑 θ\theta 的微小振动。求微小振动的角频率 ω0\omega_0。

以下考虑转轴位置沿 yy 方向以加速度 a(t)a(t) 运动的情况。

(3) 写出描述 θ\theta 运动的运动方程。

提示:注意 θ\theta 是在随转轴一起平移的非惯性坐标系中定义的角坐标。

以下各问不要使用 M,ℓ,g,IM,\ell,g,I,而应使用第 (2) 问定义的 ω0\omega_0 作答。

(4) 使转轴沿 yy 方向振动,加速度为

a(t)=ϵgsin⁡(Ωt).(A)a(t)=\epsilon g\sin(\Omega t).\tag{A}

假设 θ\theta 的振幅很小,对 θ\theta 线性化。在 Ω≠ω0\Omega\ne\omega_0 时,求以角频率 Ω\Omega 周期振动的 θ\theta 的一个特解。

(5) 第 (4) 问中,即使 ϵ≪1\epsilon\ll1,当 Ω\Omega 充分接近 ω0\omega_0 时,线性近似也会失效。为得到在这种情况下仍适用的近似解,考虑振动的非线性。将运动方程中关于 θ\theta 的非线性项保留到三次,但对乘有 ϵ\epsilon 的项忽略 θ\theta 的所有高阶修正。设 θ1,θ3\theta_1,\theta_3 为常数,近似解以忽略更高次谐波的形式给出:

θ=θ1sin⁡(Ωt)+θ3sin⁡(3Ωt).(B)\theta=\theta_1\sin(\Omega t)+\theta_3\sin(3\Omega t).\tag{B}

导出确定 θ1\theta_1 的代数方程。可以假设 ∣θ3∣|\theta_3| 至多为 O(∣θ1∣3)O(|\theta_1|^3)。

Kai​

(1)​

重力による回転軸方向のトルクは

τx=−Mgℓsin⁡θ.\boxed{\tau_x=-Mg\ell\sin\theta.}

(2)​

Iθ¨=−Mgℓsin⁡θ≃−MgℓθI\ddot\theta=-Mg\ell\sin\theta\simeq-Mg\ell\theta より

ω0=MgℓI.\boxed{\omega_0=\sqrt{\frac{Mg\ell}{I}}.}

(3)​

軸とともに動く座標系では、重心に慣性力 −Ma(t)ey-Ma(t)\mathbf e_y が働き、そのトルクは −Mℓa(t)cos⁡θ-M\ell a(t)\cos\theta。したがって

Iθ¨=−Mgℓsin⁡θ−Mℓa(t)cos⁡θ.\boxed{I\ddot\theta=-Mg\ell\sin\theta-M\ell a(t)\cos\theta.}

(4)​

線形化すると θ¨+ω02θ=−ϵω02sin⁡Ωt\ddot\theta+\omega_0^2\theta=-\epsilon\omega_0^2\sin\Omega t。よって

θp(t)=ϵω02Ω2−ω02sin⁡Ωt.\boxed{\theta_{\mathrm p}(t)=\frac{\epsilon\omega_0^2}{\Omega^2-\omega_0^2}\sin\Omega t.}

(5)​

指定の次数では

θ¨+ω02θ−ω026θ3=−ϵω02sin⁡Ωt.\ddot\theta+\omega_0^2\theta-\frac{\omega_0^2}{6}\theta^3 =-\epsilon\omega_0^2\sin\Omega t.

θ3=θ13sin⁡3Ωt+O(θ15)\theta^3=\theta_1^3\sin^3\Omega t+O(\theta_1^5) とし、sin⁡3u=(3sin⁡u−sin⁡3u)/4\sin^3u=(3\sin u-\sin3u)/4 を用いる。基頻成分の係数から

(ω02−Ω2)θ1−ω028θ13=−ϵω02.(\omega_0^2-\Omega^2)\theta_1-\frac{\omega_0^2}{8}\theta_1^3=-\epsilon\omega_0^2.

したがって

ω028θ13+(Ω2−ω02)θ1−ϵω02=0.\boxed{\frac{\omega_0^2}{8}\theta_1^3+(\Omega^2-\omega_0^2)\theta_1-\epsilon\omega_0^2=0.}

近共鳴でも振幅を決める三次項が残り、Ω=ω0\Omega=\omega_0 では θ13=8ϵ\theta_1^3=8\epsilon となる。

Reference​