京都大学 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 2017年度 問題I-2
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
質量 m の二粒子が、相対距離に依存する引力ポテンシャル V(∣r1−r2∣) で相互作用する。重心 rG=(r1+r2)/2 は静止し、相対座標を r=r1−r2=(x,y)、r=∣r∣ とする。まず二次元の円筒対称ポテンシャル
を考える。
- x=rcosθ,y=rsinθ として二次元ラプラシアンを円筒座標で表せ。
- Lz の固有値 ℏn に対する固有関数を Φn(θ) とし、ψ=∑nRn(r)Φn(θ) と展開する。エネルギー固有値を E として Rn の微分方程式を書け。
- λ=mV0a2/(4ℏ2) が十分小さいとき、基底エネルギーを λ,V0 で表せ。方程式 X±′′+z−1X±′±X±=0 の物理的な解について、z→0 で X+(z)≃1−z2/4、X−(z)≃ln(c/z)(c>0)を用いてよい。
次に同じ二粒子の相対運動を一次元で考え、
V(x)=⎩⎨⎧V10V2x<0,0<x<b,x>b,V1≥V2>0
とする。
- V1=V2 なら束縛状態が必ず存在することを示せ。
- V1>V2 のとき、束縛状態が一つも存在しない条件を mV2b2/ℏ2 と V2/V1 で表せ。
题目描述
两个质量均为 m 的粒子通过相对距离势相互作用,重心静止。相对坐标为 r=r1−r2,先考虑二维圆井:r<a 时势为 −V0,r>a 时为零,V0>0。
- 写出极坐标下二维拉普拉斯算符。
- 将定态波函数按角动量本征值 ℏn 展开,求径向函数 Rn(r) 满足的方程。
- 用 λ=mV0a2/(4ℏ2)≪1 和 V0 表示弱吸引时基态能量。可用题给两个方程的物理解及其小变量渐近式,其中 c>0。
再考虑一维相对运动:势在 x<0、0<x<b、x>b 分别为 V1,0,V2,且 V1≥V2>0。
- 证明 V1=V2 时总有束缚态。
- 当 V1>V2 时,求不存在束缚态的条件,用 mV2b2/ℏ2 与 V2/V1 表示。
Kai
(1)
∇2=r1∂r∂(r∂r∂)+r21∂θ2∂2.
(2)
相対運動の換算質量は μ=m/2 であり、H=−ℏ2∇2/m+V。Φn=einθ/2π を用いると
Rn′′+r1Rn′+[ℏ2m(E−V(r))−r2n2]Rn=0.
(3)
基底状態は n=0 で、−V0<E<0。k=m(V0+E)/ℏ、κ=m∣E∣/ℏ とすると
R0(r)={AJ0(kr)BK0(κr)r<a,r>a.
r=a での対数微分の連続性から
J0(ka)kaJ1(ka)=K0(κa)κaK1(κa).
ka≃2λ、κa≪1 とし、題意の最低次の近似を用いれば
2λ≃ln(c/(κa))1,∣E∣=4λV0(κa)2.
したがって、主指数を残した弱結合近似では
E≈−4λc2V0e−1/λ.
この式の指数 −1/λ は最低次の接続から決まるが、有限の前因子を相対誤差まで確定するには高次項が必要である。実際、J0(u)=1−u2/4+u4/64+⋯ を用いると
lnκac=2λ1−41+O(λ),E=−4λc2V0exp[−λ1+21+O(λ)].
ここで標準の K0 に対して c=2e−γ である。任意に弱い引力にも負の束縛エネルギーが存在する。
(4)
換算質量は引き続き m/2 とする。0<E<V2 について
k=ℏmE,κi=ℏm(Vi−E)
とおく。波動関数を左側 Aeκ1x、井戸内 Csin(kx+δ)、右側 De−κ2(x−b) とし、両境界で接続すると
kb+arctanκ1k+arctanκ2k=nπ,n=1,2,…
を得る。左辺は E とともに単調増加する。V1=V2=V では E→0 で零、E→V−0 で bmV/ℏ+π>π だから、n=1 の根が必ず存在する。
(5)
V1>V2 の場合、E→V2−0 における左辺の上限は
ℏbmV2+arctanV1−V2V2+2π.
これが π 以下なら n=1 の根がなく、高い n の根もない。よって求める条件は
ℏ2mV2b2≤[arccosV1V2]2.
等号に対応する E=V2 の解は右半直線で減衰せず、規格化できないので束縛状態に含まれない。
Reference