京都大学 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 2017年度 問題III-1
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
質量 m の一次元量子粒子が V0(x)=mω2x2/2 に束縛されている。p=−iℏ∂x とし、
a=2ℏmωx+i2ℏmω1p,a†=2ℏmωx−i2ℏmω1p
と定義する。
- a∣0⟩=0 を用いて固有エネルギー En=ℏω(n+1/2) を導き、規格化された固有状態 ∣n⟩ を ∣0⟩ と a† から構成せよ。
以下ではポテンシャルが
V(x,t)=2mω2[x−η(t)]2
と変わる。t<0 では η(t)=η0 で、系はこのポテンシャルの基底状態にある。t=0 以降に η(t) を動かす。
- xˉ(t)=⟨x⟩、pˉ(t)=⟨p⟩ の微分方程式を求めよ。
- T>0 とし、0<t<T で η(t)=η0(1−t/T)、t≥T で η(t)=0 とする。任意の t>0 の xˉ,pˉ を求めよ。
- (3) で T が非常に大きい場合、t>T に (1) の状態 ∣n⟩ が観測される確率 Pn を求めよ。
- (3) で T が非常に小さい場合について、同じ確率 Pn を求めよ。
- η(0)=η0 を満たす一般の関数 η(t) に対し、⟨(x−xˉ)2⟩ と ⟨(p−pˉ)2⟩ を求め、不確定性関係を述べよ。
题目描述
质量 m 的一维量子粒子处于谐振子势 mω2x2/2 中,产生、湮灭算符如上。
- 用 a∣0⟩=0 推导能级,并构造归一化的 ∣n⟩。
随后势中心变为 η(t),但曲率不变。t<0 时中心固定在 η0,粒子处于对应的基态。
- 求位置与动量期望值满足的方程。
- 势中心在时间 T>0 内从 η0 匀速移至零,此后不动,求任意 t>0 的两期望值。
- 求绝热极限 T→∞ 下,移动结束后测得能级 n 的概率。
- 求突变极限 T→0 下的同一概率。
- 对一般 η(t)(初值 η0),求位置、动量的方差及不确定关系。
Kai
(1)
[x,p]=iℏ より [a,a†]=1、
H0=ℏω(a†a+21).
したがって E0=ℏω/2。また [H0,a†]=ℏωa†、⟨0∣an(a†)n∣0⟩=n! なので
∣n⟩=n!(a†)n∣0⟩,En=ℏω(n+21),n=0,1,….
(2)
エーレンフェストの定理から
xˉ˙=mpˉ,pˉ˙=−mω2[xˉ−η(t)].
初期条件は xˉ(0)=η0、pˉ(0)=0。
(3)
0≤t≤T では
xˉ(t)=η0(1−Tt)+ωTη0sinωt,pˉ(t)=Tmη0(cosωt−1).
t≥T では t=T での連続性を用いて
xˉ(t)=ωTη0[sinωt−sinω(t−T)],
pˉ(t)=Tmη0[cosωt−cosω(t−T)].
(4)
準位間隔は常に ℏω>0 である。T→∞ では断熱定理により系は瞬間的基底状態を保ち、終状態は位相因子を除いて ∣0⟩。したがって
Pn=δn0.
(5)
T→0 では状態ベクトルは瞬間的には変化しない。初期の変位した基底状態は、最終ポテンシャルの演算子 a の固有状態であり、
a∣ψ(0)⟩=α0∣ψ(0)⟩,α0=2ℏmωη0.
∣ψ(0)⟩=∑ncn∣n⟩ とおけば cn=α0nc0/n!、規格化より ∣c0∣2=e−α02。ゆえに
Pn=e−Λn!Λn,Λ=2ℏmωη02.
(6)
中心を差し引いたハイゼンベルク演算子 δx=x−xˉ、δp=p−pˉ は、駆動項によらず
δx(t)=δx(0)cosωt+mωδp(0)sinωt,
δp(t)=δp(0)cosωt−mωδx(0)sinωt
を満たす。初期基底状態では ⟨δx2⟩=ℏ/(2mω)、⟨δp2⟩=ℏmω/2、対称化共分散は零。よって任意の η(t) について
(Δx)2=2mωℏ,(Δp)2=2ℏmω,ΔxΔp=2ℏ.
状態は位置・運動量を変位させたコヒーレント状態のままで、最小不確定性を保つ。
Reference