京都大学 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 2016年8月実施 問題II-2
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
分子の占有体積 b による斥力と、分子数 N に比例し体積 V に反比例する平均場的な引力が作用する分子をファンデルワールス分子と呼ぶことにしよう。温度 T の熱浴に接した体積 V の箱の中に N 個のファンデルワールス分子がある系について、以下の問に答えよ。ただし、ボルツマン定数を k とせよ。
(1) (a) この系のポテンシャルエネルギーを −aN2/V で近似し、ハミルトニアンが
HN=i=1∑N2mpi2−aVN2(A)
で与えられるとする。ここで pi は i 番目の分子の運動量、m は個々の分子の質量であり、a は正の定数とする。さらに、分子はそれぞれの占有体積を除いた有効体積 Vf=V−Nb 中で熱運動をしていると考える。この系の分配関数を求めよ。
(b) 問 (1)(a) の結果からファンデルワールスの状態方程式を求めよ。ただし、圧力を P とする。
(2) ファンデルワールスの状態方程式はある温度 Tc(臨界温度)以下では、分子系が自発的に縮小することを許してしまう。したがって、T<Tc ではある範囲の V に対してこの状態方程式が熱平衡状態を記述してない。この点を修正して、T<Tc における熱平衡状態の等温状態曲線を描け。ただし、横軸を体積、縦軸を圧力にとること。
(3) T=Tc のときに圧縮率が無限大となる点を臨界点と呼ぶ。臨界点における圧力 Pc、温度 Tc、体積 Vc を求めよ。
(4) 臨界温度以上では系は一様な流体状態であり、臨界温度以下では気体と液体は圧力、温度が等しく、体積が異なる状態として区別が可能である。臨界温度よりやや低い温度で、気体と液体が共存し得る最大の体積 Vg と最小の体積 Vℓ が
VcVg−Vℓ≃const.(1−TcT)β(B)
を満たす。この臨界指数 β を求めよ。
题目描述
将受到分子占有体积 b 引起的斥力,以及与分子数 N 成正比、与体积 V 成反比的平均场吸引力的分子称为范德华分子。体积为 V 的箱子与温度为 T 的热浴接触,箱内有 N 个范德华分子。对这一系统回答以下问题。玻尔兹曼常数记为 k。
(1) (a) 将系统的势能近似为 −aN2/V,其哈密顿量为
HN=i=1∑N2mpi2−aVN2.(A)
其中 pi 为第 i 个分子的动量,m 为每个分子的质量,a 为正常数。进一步认为,分子在除去各分子占有体积后的有效体积 Vf=V−Nb 内做热运动。求系统的配分函数。
(b) 根据第 (1)(a) 问的结果求范德华状态方程,压力记为 P。
(2) 范德华状态方程在某个温度 Tc(临界温度)以下会允许分子系统自发收缩。因此,T<Tc 时,某一范围的 V 对应的状态方程不能描述热平衡状态。对此进行修正,画出 T<Tc 时热平衡状态的等温状态曲线,横轴取体积、纵轴取压力。
(3) 将 T=Tc 时压缩率变为无穷大的点称为临界点。求临界点的压力 Pc、温度 Tc 和体积 Vc。
(4) 临界温度以上,系统处于均匀流体状态;临界温度以下,气体和液体可以作为压力、温度相同而体积不同的状态加以区分。在略低于临界温度的温度下,气液能够共存的最大体积 Vg 和最小体积 Vℓ 满足
VcVg−Vℓ≃const.(1−TcT)β.(B)
求临界指数 β。
Kai
(1)
(a)
h を位相空間の規格化に用いるプランク定数とすると
ZN=N!h3N(V−Nb)N(2πmkT)3N/2exp(VkTaN2).
(b)
F=−kTlnZN、P=−(∂F/∂V)T,N より
P=V−NbNkT−V2aN2,(P+V2aN2)(V−Nb)=NkT.
(2)
安定な単相では κT=−V−1(∂V/∂P)T>0 が必要である。気液共存区間 [Vℓ,Vg] は一定圧力 Ps の水平線に置き換える。両相の化学ポテンシャルが等しいことから
F(Vg)−F(Vℓ)=−Ps(Vg−Vℓ),
したがってマクスウェルの等面積条件
∫VℓVg[P(V,T)−Ps]dV=0,P(Vℓ,T)=P(Vg,T)=Ps
を満たすように水平線を引く。

(3)
臨界点では等温線の二つの極値が合体し、PV=PVV=0 となる。
−(Vc−Nb)2NkTc+Vc32aN2=0,(Vc−Nb)32NkTc−Vc46aN2=0.
この二式と状態方程式より
Vc=3Nb,Tc=27kb8a,Pc=27b2a.
(4)
t=(T−Tc)/Tc、v=(V−Vc)/Vc、p=(P−Pc)/Pc とすると
p=2+3v8(1+t)−(1+v)23−1=4t−6tv−23v3+O(tv2,v4).
t<0 において等面積条件と両端の圧力一致から、主要項では ps=4t、vg=−vℓ となる。したがって
−6tvg−23vg3=0,vg=2−t,vℓ=−2−t.
ゆえに
VcVg−Vℓ≃41−TcT,β=21.
Reference