京都大学 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 2016年8月実施 問題III-2-ABC
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
III-2A(計測と統計)
実数データ {x1,x2,…,xN} の各々が、同一の分布から独立に取り出されたとして以下の問いに答えよ。
(1) データ xi が区間 [−3,3] の一様分布に従う場合、
(a) N=2 のサンプル平均 xˉ≡(x1+x2)/2 の従う分布を求め、図示せよ。(ヒント)次式を計算すればよい。
p(xˉ)=121∫−33dx1∫−33dx2δ(xˉ−2x1+x2)
(b) N が大きい極限で、サンプル平均 xˉ≡(x1+x2+⋯+xN)/N の従う分布関数は、平均 A、分散 B の C 分布である。これら A、B、C を記せ。また、解答の背景にある定理は何かを述べよ。
(2) データ xi が平均0、分散1の正規分布に従う場合、
(a) N=2 のサンプル平均 xˉ≡(x1+x2)/2 の従う分布を求め、図示せよ。
(b) N=2 のサンプル平均を不偏分散 s2=(x1−x2)2/2 の平方根を使って定義される量
t≡s/2xˉ=∣x1−x2∣x1+x2
の従う分布を求め、図示せよ。
III-2B(統計力学)
図のように、N 個の要素からなる鎖が一次元上に置かれている。要素の長さは a で、折れ曲がりの角度は 0∘ または 180∘ であるとする。また、要素の質量は m とする。

(1) 鎖の両端が置かれた位置の間の距離 x が与えられたときの、系のエントロピーを求めよ。
(2) この鎖が温度 T の熱浴に接して平衡状態にあるとき、両端に加わる力 f を x/(Na) の関数として求めよ。ただし、N が大きいとき、logN!≃NlogN−N を使ってよい。
(3) ∣x/(Na)∣ が十分小さいときの力 f を求めよ。この力は温度、要素の質量にどう依存するかを述べよ。
III-2C(線形回路)
図のように、インダクタンス L のコイル、抵抗 R、容量 C のコンデンサ、スイッチからなる回路がある。コンデンサに電荷 Q0 が帯電した状態で、t=0 にスイッチを入れる。以下では、R2−4L/C<0 の場合を考える。

(1) コイル、抵抗、コンデンサの電位差の和が0になることを用いて、コンデンサに蓄えられる電荷 Q(t) に対する微分方程式を立てよ。
(2) 問 (1) で立てた方程式に、Q(t)=Aeλt を代入し、λ を求めよ。ただし、A は定数とする。
(3) コンデンサに蓄えられる電荷 Q(t)、および回路に流れる電流 I(t) を求めよ。ただし、Q(t=0)=Q0、I(t=0)=0、I(t) は図の矢印の向きを正とする。
题目描述
III-2A(测量与统计)
设实数数据 {x1,x2,…,xN} 中的每一个都是从同一分布中独立抽取的,回答以下问题。
(1) 当数据 xi 服从区间 [−3,3] 上的均匀分布时:
(a) 求 N=2 的样本均值 xˉ≡(x1+x2)/2 所服从的分布,并作图。提示:计算下式即可。
p(xˉ)=121∫−33dx1∫−33dx2δ(xˉ−2x1+x2)
(b) 在 N 很大的极限下,样本均值 xˉ≡(x1+x2+⋯+xN)/N 服从均值为 A、方差为 B 的 C 分布。填写 A、B、C,并说明答案所依据的定理。
(2) 当数据 xi 服从均值为0、方差为1的正态分布时:
(a) 求 N=2 的样本均值 xˉ≡(x1+x2)/2 所服从的分布,并作图。
(b) 使用无偏方差 s2=(x1−x2)2/2 的平方根,将 N=2 的样本均值标准化,定义
t≡s/2xˉ=∣x1−x2∣x1+x2.
求该量所服从的分布,并作图。
III-2B(统计力学)
如上方原图,一条由 N 个单元组成的链置于一维空间中。每个单元长为 a,弯折角只能为 0∘ 或 180∘,单元质量为 m。
(1) 给定链的两端所在位置之间的距离 x,求系统的熵。
(2) 该链与温度为 T 的热浴接触并处于平衡时,将两端所受的力 f 表示为 x/(Na) 的函数。可以使用 N 很大时的近似 logN!≃NlogN−N。
(3) 求 ∣x/(Na)∣ 充分小时的力 f,说明它如何依赖于温度和单元质量。
III-2C(线性电路)
如上方原图,电路由电感为 L 的线圈、电阻 R、电容为 C 的电容器和开关组成。电容器带有电荷 Q0,在 t=0 时闭合开关。以下考虑 R2−4L/C<0 的情况。
(1) 利用线圈、电阻、电容器的电势差之和为0,建立电容器所储存电荷 Q(t) 的微分方程。
(2) 将 Q(t)=Aeλt 代入第 (1) 问的方程,求 λ,其中 A 为常数。
(3) 求电容器所储存的电荷 Q(t) 和电路中的电流 I(t)。初始条件为 Q(t=0)=Q0、I(t=0)=0,I(t) 以图中箭头方向为正。
Kai
III-2A
(1)(a)
a=3 とおく。二つの一様分布の和は三角分布となり、変数変換 xˉ=(x1+x2)/2 のヤコビアンを含めると
p(xˉ)=⎩⎨⎧a2a−∣xˉ∣0∣xˉ∣≤a,∣xˉ∣>a.
頂点は (0,1/3)、両端は xˉ=±3 である。
(1)(b)
元の分布の平均は 0、分散は a2/3=1。独立性と中心極限定理から
E[xˉ]=0,Var(xˉ)=N1,Nxˉ d N(0,1).
したがって大きい有限 N での近似分布は N(0,1/N) である。
(2)(a)
正規変数の独立な和も正規分布なので xˉ∼N(0,1/2)。よって
p(xˉ)=π1e−xˉ2.
(2)(b)
U=(x1+x2)/2、V=(x1−x2)/2 は独立な標準正規変数で、t=U/∣V∣。したがって
q(t)=∫0∞π1vexp[−21+t2v2]dv=π(1+t2)1.
これは自由度 1 の t 分布、すなわち標準コーシー分布である。

III-2B
(1)
右向き・左向きの要素数を N+,N− とすると
N++N−=N,N+−N−=ax,N±=21(N±ax).
x はこれらが非負整数となる離散値を取る。配置数 W=N!/(N+!N−!) から
S(x)=kBln[21(N+x/a)]![21(N−x/a)]!N!.
(2)
u=x/(Na) とし、スターリング近似で
S=−NkB[21+uln21+u+21−uln21−u].
内部エネルギーは配置によらず、張力は f=(∂F/∂x)T=−T(∂S/∂x) だから
f=2akBTln1−u1+u,∣u∣<1.
鎖自体の復元力はこの外力と逆向きである。
(3)
ln[(1+u)/(1−u)]=2u+O(u3) より
f≃Na2kBTx.
固定した伸びでは温度に比例し、要素の質量 m には依存しない。
III-2C
(1)
I=−Q˙、LI˙+RI=Q/C より
LQ¨+RQ˙+CQ=0.
(2)
Lλ2+Rλ+C−1=0,λ=−2LR±iΩ,Ω=LC1−4L2R2.
(3)
γ=R/(2L) とおけば初期条件から
Q(t)=Q0e−γt(cosΩt+ΩγsinΩt),
I(t)=−Q˙(t)=LCΩQ0e−γtsinΩt.
Reference