京都大学 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 2015年8月実施 II-1
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
2次元平面に束縛された、中心力場中の質点の運動について考える。中心力ポテンシャル Φ は、中心からの距離 r のべき関数として Φ(r)=−C/rα のように表せる(C>0 とする)。質点の質量を1として、以下の各問に答えよ。
(1) 質点の運動を表すラグランジアンを、極座標表示における一般化座標 (r,ϕ) を用いて書き下し、(r,ϕ) が満たす運動方程式を導出せよ。
(2) 保存量があることを用いて、r の運動方程式が r¨+dVeff(r)/dr=0 と表せることを示し、関数 Veff(r) を保存量とポテンシャル Φ(r) で書き表せ。ただし、limr→∞Veff(r)=0 とする。
(3) 質点の運動が半径 r0、角速度 Ω0 の等速円運動で表される場合を考える。この時、Ω0 を C,α,r0 を用いて表せ。また、この円運動が安定に存在するために、α が満たす条件を求めよ(ここでは、r 方向の微小摂動に対して、変位が微小に留まる場合を安定、時間とともに増大する場合を不安定という)。
以下では、α は前問で求めた条件を満たすとし、半径 r0、角速度 Ω0 の円運動まわりの摂動について考える。
(4) 円運動からの微小変位を次のように表す:
r=r0(1+ϵx),ϕ=Ω0t+ϵy.(A)
ここで、ϵ は振幅の大きさを表す無次元の微小量である(ϵ≪1)。(A) 式を問 (1) で求めた運動方程式に代入し、ϵ の1次のオーダーで成り立つ式を書き下すと、以下のような摂動方程式が得られる:
(x¨y¨)+M(x˙y˙)+N(xy)=0.(B)
行列 M,N を角速度 Ω0 と α を用いて表わせ。
(5) 前問で得られた摂動方程式 (B) において、振動解 (x,y)=(A,B)eiωt を仮定する。ω=0 の場合に、振動数 ω と角速度 Ω0 の間に成り立つ関係を導け。
(6) 摂動方程式 (B) の右辺に、(fx,fy)=−k(x,y) という力がつけ加わったとする。これは質点つきのバネ(バネ定数 k)を半径 r=r0 にとりつけて等速回転させた場合に対応する。振動解 (x,y)=(A,B)eiωt を仮定して、振動数 ω を求めると、バネ定数 k が正でも ω が純虚数になり、解が指数関数的に増大する場合がある(つまり不安定)。解が指数関数的に増大する条件を、バネ定数に対する条件として Ω0 を用いて表せ。
题目描述
考虑限制在二维平面内、处于中心力场中的质点运动。中心力势 Φ 是距中心距离 r 的幂函数,可表示为 Φ(r)=−C/rα,其中 C>0。取质点质量为1,回答以下问题。
(1) 用极坐标中的广义坐标 (r,ϕ) 写出描述质点运动的拉格朗日量,并推导 (r,ϕ) 满足的运动方程。
(2) 利用存在守恒量这一事实,证明 r 的运动方程可表示为 r¨+dVeff(r)/dr=0,并用守恒量和势函数 Φ(r) 表示 Veff(r)。要求 limr→∞Veff(r)=0。
(3) 考虑质点作半径 r0、角速度 Ω0 的匀速圆周运动。用 C,α,r0 表示 Ω0,并求该圆周运动能够稳定存在时 α 应满足的条件。这里,对 r 方向的微小扰动,位移始终保持微小时称为稳定,随时间增大时称为不稳定。
以下假设 α 满足上一问求得的条件,考虑半径 r0、角速度 Ω0 的圆周运动附近的扰动。
(4) 将偏离圆周运动的微小位移表示为
r=r0(1+ϵx),ϕ=Ω0t+ϵy.(A)
其中 ϵ 为表示振幅大小的无量纲小量(ϵ≪1)。将式 (A) 代入问 (1) 的运动方程,保留 ϵ 的一阶项,可得到扰动方程
(x¨y¨)+M(x˙y˙)+N(xy)=0.(B)
用角速度 Ω0 和 α 表示矩阵 M,N。
(5) 对上一问所得扰动方程 (B),假设振动解为 (x,y)=(A,B)eiωt。当 ω=0 时,推导振动频率 ω 与角速度 Ω0 的关系。
(6) 设在扰动方程 (B) 右侧增加力 (fx,fy)=−k(x,y)。这对应于将带有质点的弹簧(弹簧常数 k)安装在半径 r=r0 处并使其匀速旋转的情况。假设振动解为 (x,y)=(A,B)eiωt 并求出 ω 后可发现,即使 k 为正,ω 也可能成为纯虚数,使解随时间指数增长,即出现不稳定。用 Ω0 将解指数增长的条件表示为对弹簧常数的条件。
Kai
(1)
L=21(r˙2+r2ϕ˙2)+rαC,
r¨−rϕ˙2+rα+1αC=0,dtd(r2ϕ˙)=0.
(2)
角運動量 ℓ=r2ϕ˙ は保存されるから
Veff(r)=2r2ℓ2−rαC.
無限遠でゼロにできる範囲は α>0(円運動の存在条件とも一致)である。
(3)
円運動には r0Ω02=αC/r0α+1 が必要なので
Ω02=r0α+2αC.
円軌道上で Veff′′(r0)=(2−α)Ω02。径方向の摂動 δr は
δr¨+(2−α)Ω02δr=0
に従うから、存在条件と合わせて 0<α<2。α=2 では δr=A+Bt に永年増大があり、安定とはいえない。
(4)
一次まで展開すると
x¨−2Ω0y˙−(α+2)Ω02x=0,y¨+2Ω0x˙=0.
したがって
M=(02Ω0−2Ω00),N=(−(α+2)Ω02000).
(5)
振幅の非自明解の条件は
det(−ω2−(α+2)Ω022iωΩ0−2iωΩ0−ω2)=ω2[ω2−(2−α)Ω02]=0.
ゆえに非零の振動数は ω2=(2−α)Ω02。
(6)
X=ω2 とおくと
X2−[2k+(2−α)Ω02]X+k[k−(α+2)Ω02]=0.
従って
X±=k+22−αΩ02±2116kΩ02+(2−α)2Ω04.
k>0 では根は実数、和は正なので、負の根が生じるのは積が負のときに限る。
0<k<(α+2)Ω02.
この範囲で X−<0、e−X−t の増大解がある。境界ではゼロ振動数が現れるが指数増大はない。
Reference