京都大学 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 2015年度 I-3
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
電子の有効質量を me、電荷を −e(e>0)、緩和時間を τe とし、平均速度 ve が
me(v˙e+τeve)=−e(E+ve×B)
に従うとする。B=(0,0,B)、E=(Ex,Ey,0) とし、z 方向の運動は考えない。
- 定常状態の ve を求めよ。
- 電子数密度を n、μe=eτe/me、j=−enve とする。(jx,jy)T=σ(Ex,Ey)T の全成分を求めよ。
- 図1のように x 方向に長い棒状試料に電流を流し、横方向を絶縁して jy=0 とする。ホール係数 RH=Ey/(Bjx) と有効抵抗率 Rxx=Ex/jx を求めよ。

次に電子と正孔が共存するとする。正孔の電荷は e、有効質量は mh、数密度は p、緩和時間は τh、移動度は μh=eτh/mh であり、
mh(v˙h+τhvh)=e(E+vh×B).
- j=−enve+epvh に対する定常状態の伝導度テンソルを求めよ。
- 同じ棒状配置で jy=0 とし、B→0 のホール係数を求めよ。
- B→∞ のホール係数を求め、その符号の意味を述べよ。
题目描述
电子有效质量为 me,电荷 −e,弛豫时间 τe,满足
me(v˙e+ve/τe)=−e(E+ve×B).
取 B=(0,0,B)、E=(Ex,Ey,0),忽略 z 向运动。
- 求稳态电子速度。
- 设电子数密度 n、迁移率 μe=eτe/me、j=−enve,求二维电导率张量全部分量。
- 如上图1,沿 x 的棒状试样横向绝缘,故 jy=0。求 RH=Ey/(Bjx) 和 Rxx=Ex/jx。
- 若同时有电荷 +e、有效质量 mh、数密度 p、弛豫时间 τh 的空穴,其方程为 mh(v˙h+vh/τh)=e(E+vh×B),μh=eτh/mh,求总电流 j=−enve+epvh 的电导率张量。
- 对同样 jy=0 的配置求低磁场霍尔系数。
- 求高磁场霍尔系数并解释其符号。
Kai
(1)
定常運動方程式を成分表示して解くと
(vexvey)=−1+μe2B2μe(Ex−μeBEyEy+μeBEx).
(2)
σ=1+μe2B2enμe(1μeB−μeB1).
(3)
jy=0 より Ey=−μeBEx、したがって jx=enμeEx。
RH=−en1,Rxx=enμe1.
(4)
正孔については
(vhxvhy)=1+μh2B2μh(Ex+μhBEyEy−μhBEx).
両キャリアの電流を加えると
σxx=σyyσxy=−σyx=e(1+μe2B2nμe+1+μh2B2pμh),=eB(1+μh2B2pμh2−1+μe2B2nμe2).
(5)
σxx=a,σxy=b とおくと σ=(a−bba) であり、jy=0 より
RH=B(a2+b2)b=e[(nμe+pμh)2+(p−n)2μe2μh2B2]pμh2−nμe2+(p−n)μe2μh2B2.
したがって
RH(0)=e(nμe+pμh)2pμh2−nμe2.
(6)
p=n の場合、
B→∞limRH=e(p−n)1.
正なら正孔、負なら電子の数密度が大きい。一方、完全補償 p=n>0 では上の式を適用できず、
RH=en(μh+μe)μh−μe
となる。この場合の符号は密度差でなく移動度の差で決まる。
Reference