京都大学 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 2014年9月実施 III-1
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
Maxwell 方程式は電磁場の基本方程式であり、すべての電磁気的現象は下に示す4つの方程式によって記述される。
∇⋅D(r,t)∇⋅B(r,t)∇×H(r,t)−∂t∂D∇×E(r,t)+∂t∂B=ρ(r,t),=0,=j(r,t),=0.
E と D(H と B)は、それぞれ電場強度と電束密度(磁場強度と磁束密度)であり、誘電率 ϵ(透磁率 μ)により D=ϵE(B=μH)として関連付けられる。また、j と ρ は空間的に分布する電流密度と電荷密度である。
図1に示すように誘電率と透磁率がそれぞれ (ϵ1,μ1),(ϵ2,μ2) である誘電体1と誘電体2が境界面(z=0)において接触している場合を考える。ただし、ϵ1<ϵ2 であり、誘電体はどちらも帯電していないものとする。図1は zx 平面を示した図であり、y 軸は紙面に対して上向きに定義されている。

(1) 誘電体1の内部における電磁場の強度
E1=(E1x,E1y,E1z),B1=(B1x,B1y,B1z)
と誘電体2の内部における電磁場の強度
E2=(E2x,E2y,E2z),B2=(B2x,B2y,B2z)
とが境界面上において満たすすべき境界条件を、Maxwell 方程式に基づいて導け。
(2) ρ(r,t)=0 であり、かつ、j(r,t)=0 である領域において、電場強度 E(r,t) が満たすすべき波動方程式を Maxwell 方程式に基づいて導け。
この誘電体の境界面に対し、図2に示すように、誘電体1の側から電磁波 A が y=0 の面内を角度 ϕ(0<ϕ<π/2) で入射して、境界面上で反射波 A′ と屈折波 A′′ が発生する状況を考える。入射波の電場が
E(r,t)=Iei(k⋅r−ωt)
で与えられるとき、以下の問いに答えよ。ただし、I は電場の振幅を与える定ベクトルである。

(3) 入射波の位相速度 v の絶対値を ϵ1 と μ1 を用いて表せ。また、この位相速度 v と電場の振幅ベクトル I が成す角を求めよ。
(4) 入射波の磁場 B(r,t) を求めよ。
反射波 A′ と屈折波 A′′ の電場をそれぞれ、
E′(r,t)E′′(r,t)=Rei(k′⋅r−ω′t),=Fei(k′′⋅r−ω′′t)
とおくことにする。
(5) 問 (1) で得た境界条件は、境界面上の任意の点において常に満たされていなければならない。この事実に基づいて、反射角 ϕ′ と屈折角 χ を ϕ,ϵ1,μ1,ϵ2,μ2 のうち必要なものを用いて表せ。
题目描述
麦克斯韦方程是电磁场的基本方程,所有电磁现象均由以下四个方程描述:
∇⋅D(r,t)∇⋅B(r,t)∇×H(r,t)−∂t∂D∇×E(r,t)+∂t∂B=ρ(r,t),=0,=j(r,t),=0.
E 和 D(H 和 B)分别为电场强度和电位移(磁场强度和磁感应强度),通过介电常数 ϵ(磁导率 μ)以 D=ϵE(B=μH)相联系。j 和 ρ 分别为空间分布的电流密度和电荷密度。
如图1,考虑介电常数和磁导率分别为 (ϵ1,μ1)、(ϵ2,μ2) 的电介质1和电介质2在边界面 z=0 接触的情形。其中 ϵ1<ϵ2,两种介质均不带电。图1展示 zx 平面,y 轴定义为垂直纸面向外的方向。
(1) 电介质1内部的电磁场为
E1=(E1x,E1y,E1z),B1=(B1x,B1y,B1z),
电介质2内部的电磁场为
E2=(E2x,E2y,E2z),B2=(B2x,B2y,B2z).
根据麦克斯韦方程,推导这些场在边界面上应满足的边界条件。
(2) 在 ρ(r,t)=0 且 j(r,t)=0 的区域内,根据麦克斯韦方程推导电场强度 E(r,t) 应满足的波动方程。
如图2,电磁波 A 从电介质1一侧,在 y=0 平面内以角度 ϕ(0<ϕ<π/2) 入射到介质边界,并在边界面产生反射波 A′ 和折射波 A′′。设入射波的电场为
E(r,t)=Iei(k⋅r−ωt),
其中 I 为给出电场振幅的常向量,回答下列问题。
(3) 用 ϵ1,μ1 表示入射波相速度 v 的大小,并求相速度 v 与电场振幅向量 I 的夹角。
(4) 求入射波的磁场 B(r,t)。
将反射波 A′ 和折射波 A′′ 的电场分别记为
E′(r,t)E′′(r,t)=Rei(k′⋅r−ω′t),=Fei(k′′⋅r−ω′′t).
(5) 问 (1) 所得的边界条件必须在边界面上任意一点、任意时刻成立。利用这一事实,从 ϕ,ϵ1,μ1,ϵ2,μ2 中选择必要的量,表示反射角 ϕ′ 和折射角 χ。
Kai
(1)
境界をまたぐ高さが微小な長方形に回転の方程式を積分すると、接線成分について
E1x=E2x,E1y=E2y,μ1B1x=μ2B2x,μ1B1y=μ2B2y.
また薄い円柱に発散の方程式を積分すると
ϵ1E1z=ϵ2E2z,B1z=B2z.
自由表面電荷・表面電流がないことを使った。
(2)
∇⋅E=0 と ∇×B=μϵ∂tE より
−∇2E=∇×(∇×E)=−μϵ∂t2E.
したがって
∇2E−μϵ∂t2E=0.
(3)
平面波を代入すると k2=ϵ1μ1ω2。また ∇⋅E=0 より k⋅I=0。
∣v∣=ϵ1μ11,∠(v,I)=2π.
(4)
ファラデーの法則から ik×E=iωB なので
B(r,t)=ωk×Iei(k⋅r−ωt).
(5)
境界上で位相が一致するには
ω=ω′=ω′′,k∥=k∥′=k∥′′.
同一媒質内では ∣k∣=∣k′∣ なので
ϕ′=ϕ,sinχ=ϵ2μ2ϵ1μ1sinϕ.
伝播する屈折波がある場合、χ は右辺の逆正弦である。右辺が 1 を超えると実数の屈折角はなく、全反射となって媒質 2 側には減衰波が生じる。ϵ1<ϵ2 だけでは、透磁率が異なる場合まで全反射を排除できない。
Reference