京都大学 理学研究科 数学・数理解析専攻 2023年8月実施 専門科目 問題6
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
Φ は区間 [0,∞) 上の単調増加で下に凸な連続関数であり、さらに Φ(0)=0 および Φ(t)≥t (t≥0) を満たすとする。
L を,R 上の実数値ルベーグ可測関数 f で,ある λ>0 に対して
∫RΦ(λ∣f(x)∣)dx≤1
を満たすもの全体の集合と定める。また、f∈L に対して
∥f∥=inf{λ>0 ∫RΦ(λ∣f(x)∣)dx≤1}
とする。以下の問に答えよ。
- f∈L のとき、∫R∣f(x)∣dx≤∥f∥ であることを示せ。
- f,g∈L とする。f−g∈L であることと、∥f−g∥≤∥f∥+∥g∥ が成り立つことを示せ。
- L の元からなる列 {fm}m=1∞ が、任意の ε>0 に対してある正整数 N が存在して、m,n≥N のとき ∥fm−fn∥<ε を満たすとする。このとき limm→∞∥fm−f∥=0 を満たす f∈L が存在することを示せ。
题目描述
设 Φ 是区间 [0,∞) 上单调递增的连续凸函数,并满足 Φ(0)=0 及 Φ(t)≥t(t∈[0,∞))。定义 L 为所有满足以下条件的 R 上实值勒贝格可测函数 f 组成的集合:存在 λ>0 使得
∫RΦ(λ∣f(x)∣)dx≤1.
对 f∈L,定义
∥f∥=inf{λ>0 ∫RΦ(λ∣f(x)∣)dx≤1}.
回答下列问题。
(1) 当 f∈L 时,证明 ∫R∣f(x)∣dx≤∥f∥。
(2) 设 f,g∈L。证明 f−g∈L 且 ∥f−g∥≤∥f∥+∥g∥。
(3) 假设由 L 的元素组成的序列 {fm}m=1∞ 具有以下性质:对任意 ε>0,存在正整数 N,使 m≥N,n≥N 时 ∥fm−fn∥<ε。证明存在 f∈L,使 limm→∞∥fm−f∥=0。
Kai
ρλ(h)=∫RΦ(∣h∣/λ)dx とおく。Φ の単調性から、h∈L に対し λ>∥h∥ ならば ρλ(h)≤1 である。実際、定義より ρη(h)≤1 となる 0<η<λ が存在する。
(1)
ρλ(f)≤1 となる任意の λ>0 に対し、Φ(t)≥t より
λ1∫R∣f(x)∣dx≤ρλ(f)≤1.
許される λ の下限を取れば ∥f∥L1≤∥f∥ を得る。
(2)
α>∥f∥, β>∥g∥ を取る。∣f−g∣≤∣f∣+∣g∣ と Φ の単調性・凸性から
Φ(α+β∣f−g∣)≤α+βαΦ(α∣f∣)+α+ββΦ(β∣g∣).
積分すると ρα+β(f−g)≤1。従って f−g∈L かつ ∥f−g∥≤α+β。α↓∥f∥, β↓∥g∥ として結論を得る。
(3)
(1) により {fm} は L1(R) の Cauchy 列である。L1 の完備性から、ある f∈L1 に L1 収束する。さらに部分列 fmj を選んで fmj→f がほとんど至る所で成り立つようにできる。零集合上で値を定め直し、f を実数値可測関数とする。
任意の ε>0 に対し、m,n≥N なら ∥fm−fn∥<ε となる N を取る。m≥N を固定すると、十分大きい j について
∫RΦ(ε∣fm−fmj∣)dx≤1.
Φ の連続性と Fatou の補題から
∫RΦ(ε∣fm−f∣)dx≤1.
よって fm−f∈L かつ ∥fm−f∥≤ε。一つの m≥N を固定して (2) を用いれば、f=fm−(fm−f)∈L も従う。ε>0 は任意なので ∥fm−f∥→0 である。
Reference