京都大学 理学研究科 数学・数理解析専攻 2024年度 基礎科目 問題7
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
n を正の整数とする。複素 n 次正方行列全体の集合 Mn(C) を行列の和とスカラー倍により複素ベクトル空間とみなす。対角行列 A∈Mn(C) を
A=diag(1,2,…,n)
と定める。このとき、ある B∈Mn(C) が存在して
{AiBj∈Mn(C)∣i,j∈{0,1,…,n−1}}
が Mn(C) の基底となることを示せ。ただし A0=B0=E(単位行列)とする。
题目描述
设 n 为正整数,Mn(C) 是所有 n 阶复方阵组成的复向量空间。令 A=diag(1,2,…,n)。证明存在 B∈Mn(C),使
{AiBj∣0≤i,j≤n−1}
构成 Mn(C) 的一组基,其中 A0=B0=E。
Kai
標準基底を e1,…,en とし、巡回置換行列 B を
Bek=ek+1 (1≤k<n),Ben=e1
により定める。n=1 では B=(1) とする。
0≤j<n に対し、Bj の非零成分は r≡s+j(modn) を満たす位置 (r,s) にあり、そこで値 1 を取る。異なる j の非零位置は互いに交わらない。
いま
j=0∑n−1i=0∑n−1cijAiBj=0
とする。j を固定して、各行 r=1,…,n の Bj が非零となる成分を比べると
i=0∑n−1cijri=0(r=1,…,n).
左辺の多項式は次数 n−1 以下で相異なる n 個の根を持つので恒等的に 0 である。従ってすべての cij=0 であり、n2 個の行列 AiBj は1次独立である。dimCMn(C)=n2 だから、これらは基底となる。
Reference