京都大学 理学研究科 数学・数理解析専攻 2022年8月実施 専門科目 問題7
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
次の集合を定め,∂B は B の境界とする。
BB:={x=(x1,x2)∈R2; x12+x22<1},:={x=(x1,x2)∈R2; x12+x22≤1}.
(1) 実数値関数 f∈C1([0,1]) が f(1)=0 を満たしているとき,次が成り立つことを示せ。
∫01f(r)2rdr≤c1∫01f′(r)2rdr.
ここで,c1>0 は f に依存しない定数である。
(2) 実数値関数 f∈C1(B)∩C(B) は ∂B 上で f=0 を満たしており,全ての1階偏導関数は B 上の連続関数に拡張できるものとする。このとき,次が成り立つことを示せ。
∫Bf(x)2dx≤c2∫B{(∂x1∂f(x))2+(∂x2∂f(x))2}dx.
ここで,c2>0 は f に依存しない定数である。
(3) 実数値関数 u∈C2((0,∞)×B)∩C([0,∞)×B) は次を満たすものとする。
- u(t,x)=0(t∈(0,∞), x∈∂B)。
- 各 t>0 で ∂t∂u(t,⋅),∂x1∂u(t,⋅),∂x2∂u(t,⋅),∂x1∂x2∂2u(t,⋅) は,B 上の連続関数に拡張できる。
このとき,もし
∂t∂u(t,x)−∂x12∂2u(t,x)−∂x22∂2u(t,x)=0(t∈(0,∞), x∈B)
が成り立つならば,全ての t>0 に対して
∫Bu(t,x)2dx≤c3e−c4t
が成り立つことを示せ。ここで,c3>0 は t に依存しない定数で,c4>0 は t と u に依存しない定数である。
题目描述
定义以下集合,并以 ∂B 表示 B 的边界。
BB:={x=(x1,x2)∈R2; x12+x22<1},:={x=(x1,x2)∈R2; x12+x22≤1}.
(1) 当实值函数 f∈C1([0,1]) 满足 f(1)=0 时,证明
∫01f(r)2rdr≤c1∫01f′(r)2rdr.
这里,c1>0 是与 f 无关的常数。
(2) 假设实值函数 f∈C1(B)∩C(B) 在 ∂B 上满足 f=0,且所有一阶偏导数均可延拓为 B 上的连续函数。证明
∫Bf(x)2dx≤c2∫B{(∂x1∂f(x))2+(∂x2∂f(x))2}dx.
这里,c2>0 是与 f 无关的常数。
(3) 假设实值函数 u∈C2((0,∞)×B)∩C([0,∞)×B) 满足以下条件。
- u(t,x)=0(t∈(0,∞), x∈∂B)。
- 对每个 t>0,∂t∂u(t,⋅)、∂x1∂u(t,⋅)、∂x2∂u(t,⋅)、∂x1∂x2∂2u(t,⋅) 均可延拓为 B 上的连续函数。
证明:若
∂t∂u(t,x)−∂x12∂2u(t,x)−∂x22∂2u(t,x)=0(t∈(0,∞), x∈B),
则对所有 t>0,有
∫Bu(t,x)2dx≤c3e−c4t.
这里,c3>0 是与 t 无关的常数,c4>0 是与 t,u 均无关的常数。
Kai
(1)
0<r≤1 について f(r)=−∫r1f′(s)ds だから、Cauchy–Schwarz の不等式より
∣f(r)∣2≤(∫r1∣f′(s)∣2sds)(∫r1sds)≤logr1∫01∣f′(s)∣2sds.
両辺に r を掛けて積分すると、∫01rlog(1/r)dr=1/4 より c1=1/4 とできる。
(2)
各 θ について Fθ(r)=f(rcosθ,rsinθ) に (1) を適用する。Fθ(1)=0 であり、∣Fθ′(r)∣≤∣∇f(rcosθ,rsinθ)∣ だから、極座標で積分して
∫Bf2dx≤41∫B∣∇f∣2dx.
よって c2=1/4。
(3)
E(t)=∫Bu(t,x)2dx とおく。熱方程式、境界条件および部分積分により、t>0 で
E′(t)=2∫BuΔudx=−2∫B∣∇u∣2dx≤−8E(t).
部分積分は半径 ρ<1 の円盤上で行い、ρ↑1 とすればよい。境界で u=0、1階偏導関数と Δu=ut は境界まで連続なので境界項は消える。
したがって 0<s<t に対し E(t)≤E(s)e−8(t−s)。初期時刻までの連続性から E(s)→E(0) であるので
E(t)≤E(0)e−8t.
特に c3=1+E(0)>0、c4=8 と取ればよい。
Reference