京都大学 理学研究科 数学・数理解析専攻 2018年8月実施 専門科目 [7]
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
C([0,1]) を区間 [0,1] 上の連続関数全体のなす複素 Banach 空間、L2([0,1]) を [0,1] 上の二乗可積分な関数全体のなす複素 Hilbert 空間とする。
u∈L2([0,1]) に対して
(Tu)(t)=∫0tu(s)ds(t∈[0,1])
とする。
(1) T を L2([0,1]) から C([0,1]) への作用素とみなすとき、T はコンパクト作用素であることを示せ。
(2) T を L2([0,1]) から L2([0,1]) への作用素とみなす。T の共役作用素を T∗ とするとき、作用素 T∗T の固有値をすべて求めよ。
题目描述
设 C([0,1]) 为复值连续函数组成的 Banach 空间,L2([0,1]) 为复值平方可积函数组成的 Hilbert 空间。定义
(Tu)(t)=∫0tu(s)ds,t∈[0,1].
(1) 将 T 视为 L2([0,1])→C([0,1]) 的算子,证明 T 紧致。
(2) 将 T 视为 L2([0,1])→L2([0,1]) 的算子,记其伴随为 T∗,求 T∗T 的全部特征值。
Kai
(1)
∥u∥2≤1 とする。Cauchy–Schwarz の不等式により
∣(Tu)(t)∣≤t∥u∥2≤1
であり、0≤s≤t≤1 に対して
∣(Tu)(t)−(Tu)(s)∣≤∫st∣u(r)∣dr≤t−s∥u∥2≤t−s.
したがって、T は L2 の単位球を一様有界かつ同程度連続な関数族に写す。Arzelà–Ascoli の定理より、この像は C([0,1]) の一様ノルムで相対コンパクトである。よって T:L2→C はコンパクト作用素である。
(2)
内積を ⟨u,v⟩=∫01u(t)v(t)dt とする。積分順序を交換すると、
⟨Tu,v⟩=∫01∫0tu(s)v(t)dsdt=∫01u(s)(∫s1v(t)dt)ds.
したがって
(T∗v)(t)=∫t1v(s)ds,(T∗Tu)(t)=∫t1∫0su(r)drds.
K=T∗T と書く。Tu=0 なら、その絶対連続な代表元を微分して u=0 を得るので、T は単射である。このため u=0 に対して
⟨Ku,u⟩=∥Tu∥22>0.
よって K の固有値はすべて正であり、0 は固有値ではない。
Ku=λu(u=0,λ>0)とする。q=Ku は
q′(t)=−(Tu)(t),q′′(t)=−u(t),q′(0)=0,q(1)=0
を満たす。初め第二式はほとんど至る所で成立するが、u=q/λ が連続となるので q,u は C2 級になり、
u′′+λ−1u=0,u′(0)=0,u(1)=0
が通常の意味で成り立つ。ω=λ−1/2>0 と置けば、u′(0)=0 より u(t)=ccos(ωt) であり、c=0 と u(1)=0 から
ω=(k+21)π,k=0,1,2,….
逆に、これらの ω について
K(cos(ωt))=ω2cos(ωt)−cosω=ω2cos(ωt).
したがって、求める固有値は
λk=(2k+1)2π24,k=0,1,2,….
Reference