京都大学 理学研究科 数学・数理解析専攻 2017年8月実施 基礎科目 [5]
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
p を素数とし、Fp=Z/pZ を位数 p の有限体とする。行列の乗法による群 G を
G=⎩⎨⎧100a10bc1 a,b,c∈Fp⎭⎬⎫
で定める。このとき、G から乗法群 C×=C∖{0} への準同型写像の個数を求めよ。
题目描述
设 p 为素数,Fp=Z/pZ。对矩阵乘法构成的群
G=⎩⎨⎧100a10bc1 a,b,c∈Fp⎭⎬⎫,
求从 G 到乘法群 C× 的群同态的个数。
Kai
問題の行列を g(a,b,c) と書くと、
g(a,b,c)g(a′,b′,c′)=g(a+a′,b+b′+ac′,c+c′)
である。写像
π:G→(Fp2,+),π(g(a,b,c))=(a,c)
は全射準同型で、核は H={g(0,b,0)∣b∈Fp} である。商群 G/H は可換なので、交換子部分群 [G,G] は H に含まれる。
逆に、交換子を [u,v]=uvu−1v−1 と定めると、
[g(1,0,0),g(0,0,b)]=g(0,b,0)
であり、H⊂[G,G] も成り立つ。よって
G/[G,G]≃(Fp2,+).
C× は可換群であるから、任意の準同型 G→C× はこの商群を経由する。Fp2 の二つの標準基底の像は、それぞれ 1 の p 乗根から選べ、独立に p 通りずつある。
具体的には、ζ=e2πi/p とすると、すべての準同型は
g(a,b,c)⟼ζra+sc,r,s∈Fp
の形であり、相異なる (r,s) は相異なる準同型を定める。したがって個数は p2 である。
Reference