京都大学 理学研究科 数学・数理解析専攻 2016年8月実施 専門科目 問題6
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
(X,F,μ) を測度空間とする。X 上の非負実数値可積分関数を要素とする集合 C が次の(A),(B),(C)を満たすと仮定する。
(A) 集合 C は空でない。
(B) f,g∈C ならば,h(x)=max{f(x),g(x)}, (x∈X) により定まる関数 h も C に属する。
(C) M=sup{∫Xfdμ∣f∈C} とするとき,M は有限値。
このとき,以下の問に答えよ。
(i) 次の2条件(1),(2)を同時に満たす X 上の非負実数値可積分関数 φ が存在することを示せ。
(1) すべての f∈C に対して,f(x)≤φ(x) が μ に関してほとんどすべての x について成り立つ。
(2) ∫Xφdμ=M。
(ii) (i)における φ は次の性質(*)を持つことを示せ。
(*) μ(A)>0 なる任意の A∈F に対して,
sup{Aesssupf∣f∈C}=Aesssupφ.
ここで,μ(A)>0 なる A∈F と X 上の非負実数値可測関数 g に対して
Aesssupg=inf{α∈R∣μ({x∈A∣g(x)>α})=0}
である。ただし inf∅=∞ とする。
题目描述
设 (X,F,μ) 为测度空间。假设以 X 上非负实值可积函数为元素的集合 C 满足下列(A)、(B)、(C)。
(A) C 非空。
(B) 若 f,g∈C,则由 h(x)=max{f(x),g(x)}, (x∈X) 定义的函数 h 也属于 C。
(C) 令 M=sup{∫Xfdμ∣f∈C},则 M 为有限值。
回答下列问题。
(i) 证明存在 X 上的非负实值可积函数 φ,同时满足下列两个条件(1)、(2)。
(1) 对每个 f∈C,f(x)≤φ(x) 关于 μ 对几乎所有 x 成立。
(2) ∫Xφdμ=M。
(ii) 证明(i)中的 φ 具有下列性质(*)。
(*) 对任意满足 μ(A)>0 的 A∈F,
sup{Aesssupf∣f∈C}=Aesssupφ.
这里,对满足 μ(A)>0 的 A∈F 和 X 上的非负实值可测函数 g,定义
Aesssupg=inf{α∈R∣μ({x∈A∣g(x)>α})=0}.
约定 inf∅=∞。
Kai
(i)
fn∈C を ∫Xfndμ>M−1/n となるように選び、gn=max(f1,…,fn) とおく。仮定より gn∈C、gn↑ψ:=supngn であり、単調収束定理から
∫Xψdμ=n→∞lim∫Xgndμ=M.
したがって ψ<∞ はほとんど至る所で成り立つ。{ψ=∞} 上で値を 0 に置き換えた関数を φ とする。
任意の f∈C について max(gn,f)∈C だから、再び単調収束定理により
∫Xmax(φ,f)dμ≤M=∫Xφdμ.
よって ∫X(f−φ)+dμ=0、すなわち f≤φ がほとんど至る所で成り立つ。
(ii)
L=supf∈CesssupAf とおく。(i) より L≤esssupAφ。
L=∞ なら等号は明らかである。L<∞ なら、各 n について gn≤L が A 上ほとんど至る所で成り立つ。可算個の零集合を除けばすべての n で同時に成立するので、φ=supngn≤L もほとんど至る所で成り立つ。したがって逆向きの不等式も得られる。
なお、(i) の条件を満たす別の関数も、すべての gn を支配し積分が M に等しいため φ とほとんど至る所で一致する。
Reference