京都大学 理学研究科 数学・数理解析専攻 2016年8月実施 基礎科目 [3]
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
m,n を正の整数とし、A を複素 (n,m) 行列、B を複素 (m,n) 行列とする。複素数 λ=0 について、以下の問に答えよ。
(i) λ が BA の固有値ならば、λ は AB の固有値でもあることを示せ。
(ii) Cm,Cn の部分空間 V,W をそれぞれ
VW={x∈Cm∣ある正の整数 k に対して (BA−λIm)kx=0},={y∈Cn∣ある正の整数 ℓ に対して (AB−λIn)ℓy=0}
で定める。ただし Im,In は単位行列、0 は零ベクトルを表す。このとき dimV=dimW であることを示せ。
题目描述
设 m,n 为正整数,A∈Mn,m(C)、B∈Mm,n(C),且 λ∈C∖{0}。
(i) 证明:若 λ 是 BA 的特征值,则也是 AB 的特征值。
(ii) 定义广义特征子空间
VW={x∈Cm∣∃k≥1, (BA−λIm)kx=0},={y∈Cn∣∃ℓ≥1, (AB−λIn)ℓy=0}.
其中 Im,In 为单位矩阵。证明 dimV=dimW。
Kai
(i)
BAx=λx を満たす x=0 を取る。もし Ax=0 なら λx=BAx=0 となり、λ=0 に反する。よって Ax=0 であり、
AB(Ax)=A(BAx)=λAx
だから、λ は AB の固有値である。
(ii)
恒等式
(AB−λIn)A=A(BA−λIm)
を繰り返し用いると、
(AB−λIn)kAx=A(BA−λIm)kx
となる。したがって A(V)⊂W である。
さらに x∈V かつ Ax=0 とする。ある k≥1 に対し (BA−λIm)kx=0 である一方、BAx=0 より
(BA−λIm)kx=(−λ)kx.
λ=0 なので x=0 である。よって A∣V:V→W は単射であり、dimV≤dimW を得る。
A,B を入れ換えた同じ議論により B∣W:W→V も単射であるから、dimW≤dimV である。以上より
dimV=dimW.
Reference