京都大学 情報学研究科 システム科学専攻 2024年8月実施 専門科目 確率統計
Author
AKIRA (小红书:94184092292)
Description
以下の問題において, は確率変数 の期待値, は分散を表す。 は期待値 ,分散 の正規分布を表す。 は自然対数を表す。
問題1
既知の定数 は区間 に含まれるとし,既知の は 上の連続関数とする。確率変数 は独立に正規分布にしたがい,
である。ただし,実数 は未知パラメータである。定数 を用いて, の推定量
とする。以下の設問に答えよ。
(1) 推定量 の期待値 と分散 を求めよ。
(2) が不偏推定量となるための についての必要十分条件を示せ。
(3) が不偏推定量となる条件のもとで, の分散を最小にする を求めよ。
(4) の最尤推定量 を求めよ。
(5) とする。設問 (3) で求めた を用いるとき, の推定精度を最大とするように, の値を設定せよ。
問題2
を実数値確率変数とする。 を の確率分布の確率密度関数とし、 は実数 および を用いて次のように与えられるとする。
ただし、 はそれぞれ , を満たす。以下の設問に答えよ。
(1) 確率変数 の期待値を求めよ。
(2) とする。 がしたがう確率分布の確率密度関数を求めよ。
(3) に対し、次のような関係を満たす確率密度関数 を考える。
ただし、 のとき とする。 における を求めよ。
(4) と設問 (3) で与えた に対して を次のように定義する。
このとき を次に定義される と ,および を用いて表せ。
Kai
問題1
問題2