京都大学 情報学研究科 システム科学専攻 2023年8月実施 専門科目 制御工学
Author
AKIRA (小红书:94184092292)
Description
問題1
図1のブロック線図と図2のフィードバック制御系に関する以下の設問に答えよ.ただし, は定数パラメータとする.
(1) 図1のブロック線図において から への伝達関数を求めよ.
(2) 設問 (1) で求めた伝達関数のステップ応答を求めよ.
(3) 図2のフィードバック制御系が安定となる の条件を求めよ.
(4) 図2のフィードバック制御系が安定なとき,ランプ入力 に対する出力 の定常偏差 を, を用いて表わせ.
(5) 図2のフィードバック制御系において とする.フィードバック制御系の極のうち実部が正のものの個数を答えよ.ただし,重複する極の個数は重複度に等しいとして数える.
問題2
伝達関数
について考える.ただし, は 未満の正の定数パラメータである.以下の設問に答えよ.
(1) のゲイン線図の折れ線近似を描け.
(2) 図3のフィードバック制御系の位相余裕が 以上となる の条件を求めよ.
(3) のゲイン線図がその折れ線近似と交差する周波数を求めよ.
以下, は と同じゲインを持つ伝達関数であるとする.
(4) このような のうち, 以外の伝達関数をひとつ挙げよ.
(5) に正弦波 を入力したとする.十分時間が経ったとき,出力の正弦波の振幅が であったとする.このような を求めよ.
(6) 設問 (5) において, の出力が入力と同位相,つまり,位相が ( は整数)であったとする.このような のひとつを求めよ.
Kai
問題1
問題2