京都大学 情報学研究科 システム科学専攻 2016年8月実施 数学 I
Author
犬 (finalized by 祭音Myyura with assistance from GPT 6 Astra)
Description
E は単位行列、trace(A) は正方行列 A の対角要素の総和、rank(A) は階数とする。
(i) 行列 A に対して Ai=E となる 1 以上の整数 i が存在すれば、A は正則であることを示せ。
(ii) X を実数要素の2次正方行列とする。次式を満たす X が存在するか判定し、存在すれば解の一つを求めよ。
(2423)X+X(101−1)=(0021).
(iii) n 次正方行列 A の固有値を λ1,…,λn とすると、trace(A)=λ1+⋯+λn が成り立つことを示せ。
実数要素の行列やベクトルを考える。
(i) m×n 行列 P と m 次元列ベクトル q が与えられたとき、Pr=q を満たす n 次元ベクトル r が存在するための必要十分条件を以下から選べ。必要十分条件でないものすべてに反例を挙げよ。
A. rank(P)=min(m,n)。
B. rank(P)=rank(q)。
C. rank(P)=rank([P,q])。ここで [P,q] は P と q を並べた m×(n+1) 行列である。
(ii) S が m×n 行列、T が正則な n 次正方行列のとき、rank(S)=rank(ST) を示せ。
(iii) U=(ab12) が rank(U)>rank(U2) を満たす実数 a,b を求めよ。
题目描述
用 E 表示单位矩阵,trace(A) 表示方阵对角元素之和,rank(A) 表示秩。
问1
(i)若存在正整数 i 使 Ai=E,证明 A 可逆。
(ii)判断是否存在实2阶方阵 X 满足
(2423)X+X(101−1)=(0021),
若存在,给出一个解。(iii)设 n 阶方阵 A 的特征值为 λ1,…,λn,证明 trace(A)=∑jλj。
问2 所有矩阵和向量的元素均为实数。
(i)给定 m×n 矩阵 P 和 m 维列向量 q,以下哪个条件是存在 n 维向量 r 使 Pr=q 的充要条件?对不是充要条件的每个选项给出反例。
A. rank(P)=min(m,n);B. rank(P)=rank(q);C. rank(P)=rank([P,q]),其中 [P,q] 是增广矩阵。
(ii)若 S 为 m×n 矩阵、T 为可逆 n 阶方阵,证明 rank(S)=rank(ST)。
(iii)求满足 rank(U)>rank(U2) 的实数 a,b,其中 U=(ab12)。
Kai
(i) Ai−1 は A の両側逆行列なので正則である。
(ii) X=(xzyw) とおく。成分比較から
3x+2z=0,4x+4z=0,x+y+2w=2,z+4y+2w=1.
最初の2式より x=z=0。残りから y=−1/3,w=7/6。よって解は存在し、
X=(00−1/37/6).
(iii) 特性多項式 det(tE−A) における tn−1 の係数を比較する。行列式の展開からは −∑jajj、∏j(t−λj) からは −∑jλj となるため、等式が従う。
(i) 答えは C。Pr=q が解をもつことは、q が P の列空間に属すること、すなわち増広しても階数が増えないことと同値である。
A の反例:m=n=1,P=[0],q=[0] なら解をもつが、rankP=0=1。
B の反例:P=E2,q=(1,0)T なら解をもつが、rankP=2=1=rankq。
(ii) rank(ST)≤rankS。また S=(ST)T−1 より逆向きの不等式も成り立つ。
(iii) U が正則なら U2 も正則なので条件を満たさない。U=0 だから rankU=1、U2=0 が必要十分である。
U2=(a2+bb(a+2)a+2b+4)=0
から a=−2, b=−4。このとき実際に rankU=1。