京都大学 情報学研究科 システム科学専攻 2014年8月実施 専門科目 工業数学
Author
犬 (finalized by 祭音Myyura with assistance from GPT 6 Astra)
Description
問題1
z を複素変数とする。
(1) 次の複素関数の極、および対応する位数と留数を求めよ。
z92+z4−2coshz2.
(2) 多価関数 z3i の z=1−3i における値をすべて求めよ。
(3) z=x+iy とし、C0 を x2−xy+y2+x+y=0 を反時計回りに一周する経路とする。次を求めよ。
∮C01+z4dz.
問題2
C は原点を中心とし、正の実軸と接した半径 r、中心角 π/4 の扇形の周囲を反時計回りに一周する経路である。

C に沿って e−z2 を積分し、r→∞ の極限をとることにより、∫0∞sinx2dx を求めよ。ただし、以下を証明せず用いてよい。
∫0∞e−x2dx=2π,∫0π/2e−xsinθdθ<2xπ(x>0).
問題3
f(z)=2z+z−1,w=g(z)=z+1z−1
とおく。
(1) f∘f∘g−1(w) を求めよ。
(2) fn∘g−1(w) を求めよ。fn は f の n 回合成、n は非負整数である。
(3) 右半面 {z∈C:Rez>0} の g による像を求めよ。
(4) z は純虚数でないものとする。数列 z,f(z),f2(z),… が収束する z の範囲と、その極限を求めよ。
题目描述
问题1 设 z 为复变量。(1) 求 (2+z4−2coshz2)/z9 的极点、阶数和留数。(2) 求多值函数 z3i 在 z=1−3i 的全部值。(3) 设 z=x+iy,C0 为椭圆 x2−xy+y2+x+y=0 的逆时针闭合路径,求 ∮C0(1+z4)−1dz。
问题2 C 是以原点为圆心、半径为 r、位于正实轴与辐角 π/4 射线之间的扇形边界,方向为逆时针(见图)。沿 C 积分 e−z2 并令 r→∞,求 ∫0∞sinx2dx。可直接使用
∫0∞e−x2dx=2π,∫0π/2e−xsinθdθ<2xπ(x>0).
问题3 令 f(z)=(z+z−1)/2、g(z)=(z−1)/(z+1)。(1) 求 f∘f∘g−1(w)。(2) 求 fn∘g−1(w),fn 表示 n 次复合,n 为非负整数。(3) 求右半平面在 g 下的像。(4) 设 z 非纯虚数,求迭代序列 z,f(z),f2(z),… 收敛的 z 范围与相应极限。
Kai
問題1
(1)
coshz2=1+2z4+24z8+O(z12),z92+z4−2coshz2=−12z1+O(z3).
従って唯一の極は z=0、位数は 1、留数は −1/12。
(2)
logz=log2+i(−π/3+2πk) より、求める値は
exp(π−6πk)exp(3ilog2),k∈Z.
(3)
1+z4=0 の解は zk=e(2k+1)πi/4 である。楕円内部は x2−xy+y2+x+y<0 であり、四つの解のうち内部にあるのは a=e5πi/4 のみである。従って
∮C01+z4dz=2πi4a31=42π(−1+i).
問題2
円弧を Γr とすると、コーシーの積分定理より
0=∫0re−x2dx+∫Γre−z2dz−eiπ/4∫0re−it2dt.
与えられた評価を用いて
∫Γre−z2dz≤r∫0π/4e−r2cos2θdθ=2r∫0π/2e−r2sinudu<4rπ⟶0.
従って
∫0∞e−it2dt=e−iπ/42π=42π(1−i).
虚部を比較すると ∫0∞sinx2dx=2π/4。
問題3
(1), (2)
g−1(w)=(1+w)/(1−w) であり、
f(1−w1+w)=1−w21+w2.
帰納法により、各合成が定義される範囲で
f∘f∘g−1(w)=1−w41+w4,fn∘g−1(w)=1−w2n1+w2n.
(3)
Reg−1(w)=∣1−w∣21−∣w∣2
より、像は {w∈C:∣w∣<1}。
(4)
Rez>0 なら ∣g(z)∣<1、Rez<0 かつ z=−1 なら ∣g(z)∣>1 である。(2) によりそれぞれ極限は 1,−1 となる。z=−1 も固定点である。従って純虚数でないすべての z で収束し、
n→∞limfn(z)={1,−1,Rez>0,Rez<0.