京都大学 情報学研究科 システム科学専攻 2011年8月実施 数学【II】
Author
犬 (finalized by 祭音Myyura with assistance from GPT 6 Astra)
Description
正整数 m に対し
f(x)={exp(−1/x2m),0,x=0,x=0
とする。exp(y)=ey である。
(i) m=1 の場合の f の概形を描け。
(ii) 非負整数 γ に対し limx→0x−γexp(−1/x2m)=0 を示せ。
(iii) 原点での定義に注意して f′(0) を求めよ。
(iv) n 次導関数について f(n)(0) を求めよ。
n=1,2,… に対し
fn(x)=1−e−xe−x−e−(n+1)x,gn(x)=xe−x−e−nx
とする。
(i) Fn=∫0∞fn(x)dx を求めよ。
(ii) Gn=∫0∞gn(x)dx を、∫1ne−xydy を考えることにより求めよ。
(iii) すべての n に対して Fn−Gn>0 を示せ。
(iv) n→∞ で Fn−Gn の極限が存在することを示せ。
题目描述
问1 对正整数 m,定义 f(x)=e−1/x2m(x=0)、f(0)=0。(i) 画出 m=1 时的函数概形。(ii) 对任意非负整数 γ,证明 x→0 时 x−γe−1/x2m→0。(iii) 注意原点处定义,求 f′(0)。(iv) 求所有阶数的 f(n)(0)。
问2 对 n=1,2,… 定义 fn=(e−x−e−(n+1)x)/(1−e−x)、gn=(e−x−e−nx)/x。(i) 求 Fn=∫0∞fn(x)dx。(ii) 通过积分 ∫1ne−xydy 求 Gn=∫0∞gn(x)dx。(iii) 证明 Fn−Gn>0。(iv) 证明 Fn−Gn 在 n→∞ 时存在极限。
Kai
(i) 偶関数で、原点で零、x=0 で 0<f(x)<1。x>0 で単調増加、x<0 で単調減少し、x→±∞ で f(x)→1。原点の接線は y=0。

(ii) t=∣x∣−2m とおくと
∣x−γe−1/x2m∣=tγ/(2m)e−t⟶0(t→∞).
(iii) 定義と (ii) より f′(0)=h→0limh−1e−1/h2m=0。
(iv) x=0 で各導関数は f(n)(x)=Pn(x−1)e−1/x2m(Pn は多項式)の形をもつ。f(n)(0)=0 と仮定すれば、差商は (ii) によって零に収束する。帰納法により f(n)(0)=0(n≥0)。
(i) fn(x)=∑k=1ne−kx より Fn=k=1∑n1/k。
(ii) gn(x)=∫1ne−xydy であり、非負性により積分順序を交換すると
Gn=∫1n∫0∞e−xydxdy=∫1nydy=logn.
(iii) 1/x は単調減少だから logn=∑k=1n−1∫kk+1dx/x<∑k=1n−11/k<Fn(n=1 も明らか)。
(iv) En=Fn−Gn とすると
En+1−En=n+11−∫nn+1xdx<0.
正で単調減少するので、有限の極限が存在する。