京都大学 情報学研究科 システム科学専攻 2007年8月実施 数学【I】
Author
犬 (finalized by 祭音Myyura with assistance from GPT 6 Astra)
Description
n×n 実行列 An=(aij) の成分が aii=1、ai,i+1=−b、その他は 0 であるとき、An−1 を求めよ。
A=I+abT とする。I は n 次単位行列、a,b は n 次元実列ベクトルである。
(i) スカラー数列 {ck} によって Ak=I+ckabT(k=1,2,…)と表せることを数学的帰納法で示せ。
(ii) bTa=0 とする。ck を求め、実数 t に対し exp(At)=∑k=0∞Aktk/k! を求めよ。
n×n 実対称行列 A=(aij),B=(bij) を考える。
(i) A=UDUT と表せることを示せ。U は直交行列、D は対角行列である。すなわち aij=∑p=1nuipdpujp と表される。
(ii) cij=aijbij によって行列 C を定義する。A,B が正定値ならば C も正定値であることを、xTCx=∑i,jcijxixj を調べて証明せよ。
题目描述
实矩阵 An 的主对角线为 1,上方紧邻的副对角线为 −b,其余为 0。求其逆矩阵。
设 A=I+abT,a,b 为 n 维实列向量。
(i) 用数学归纳法证明存在标量序列 ck,使 Ak=I+ckabT。
(ii) 若 bTa=0,求 ck 及 exp(At)=∑k=0∞Aktk/k!,其中 t 为实数。
A,B 为 n 阶实对称矩阵。
(i) 证明 A=UDUT,其中 U 正交、D 对角,即 aij=∑puipdpujp。
(ii) 定义 cij=aijbij。通过分析二次型 xTCx,证明 A,B 正定时 C 也正定。
Kai
上方の副対角成分だけが 1 の行列を S とすると、Sn=0、An=I−bS。したがって
An−1=k=0∑n−1bkSk,(An−1)ij={bj−i0j≥i,j<i.
実際、(I−bS)∑k=0n−1bkSk=I−bnSn=I。
(i) c1=1 とする。β=bTa とおけば (abT)2=βabT であるから
(I+ckabT)(I+abT)=I+{1+(1+β)ck}abT.
したがって ck+1=1+(1+β)ck と定めれば帰納法が成立する。
(ii) 漸化式を解くと ck=((1+β)k−1)/β。c0=0 として級数に代入すれば
eAt=etI+βe(1+β)t−etabT=et(I+βeβt−1abT).
(i) 単位球面上で xTAx を最大にする単位ベクトル u を選ぶ。ラグランジュの未定乗数法から Au=du。対称性より u⊥ は A の不変部分空間である。同じ議論をその部分空間に帰納的に適用すれば、正規直交固有ベクトル u1,…,un が得られる。これらを列とする U と D=diag(d1,…,dn) により A=UDUT。
(ii) yp=(u1px1,…,unpxn)T とおくと
xTCx=p=1∑ndpypTByp.
すべての dp>0 であり、各項は非負。また x=0 ならば
p∑∥yp∥2=i∑xi2p∑uip2=∥x∥2>0
なので少なくとも一つの yp=0。その項は正であり、xTCx>0。よって C は正定値である。