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京都大学 情報学研究科 システム科学専攻 2006年8月実施 数学【I】

Author​

犬 (finalized by 祭音Myyura with assistance from GPT 6 Astra)

Description​

問1​

次の連立一次方程式が解をもつための実数 aa の条件と、そのときの解を求めよ。

{x+y−z=1,2x−y+z=−1,3x+ay+z=−1,2x−2y+(a+3)z=a−7.\begin{cases} x+y-z=1,\\ 2x-y+z=-1,\\ 3x+ay+z=-1,\\ 2x-2y+(a+3)z=a-7. \end{cases}

問2​

n×nn\times n 実行列 AA が交代行列、すなわち A=−ATA=-A^T であるとする。

(i) 固有値を λ\lambda、対応する固有ベクトルを xx とし、xHAHxx^HA^Hx を考えて λ\lambda が 00 または純虚数であることを示せ。HH は共役転置を表す。

(ii) I+AI+A が正則であることを示せ。

問3​

n×nn\times n 実行列 AnA_n の主対角成分は 11、隣接する上下の成分は bb、その他は 00 とする。

(i) Dn=det⁡AnD_n=\det A_n とおくと、Dn=Dn−1−b2Dn−2D_n=D_{n-1}-b^2D_{n-2}(n>2n>2)を満たすことを示せ。

(ii) b=c/(1+c2)b=c/(1+c^2)、−1<c<1-1<c<1 のとき、AnA_n は正定値であることを示せ。

题目描述​

问1​

求参数 aa 的条件,使下列方程组有解,并求解:

{x+y−z=1,2x−y+z=−1,3x+ay+z=−1,2x−2y+(a+3)z=a−7.\begin{cases}x+y-z=1,\\2x-y+z=-1,\\3x+ay+z=-1,\\2x-2y+(a+3)z=a-7.\end{cases}

问2​

实矩阵 AA 满足 A=−ATA=-A^T。

(i) 设 Ax=λxAx=\lambda x,通过 xHAHxx^HA^Hx 证明特征值为零或纯虚数,HH 表示共轭转置。(ii) 证明 I+AI+A 可逆。

问3​

三对角实矩阵 AnA_n 的主对角线为 11,两条相邻副对角线为 bb,其余为 00。

(i) 证明 Dn=det⁡AnD_n=\det A_n 满足 Dn=Dn−1−b2Dn−2D_n=D_{n-1}-b^2D_{n-2}(n>2n>2)。

(ii) 若 b=c/(1+c2)b=c/(1+c^2)、−1<c<1-1<c<1,证明 AnA_n 正定。

Kai​

問1​

最初の二式から x=0,y=z+1x=0,y=z+1。残りの二式は

(a+1)(z+1)=0,(a+1)z=a−5.(a+1)(z+1)=0,\qquad(a+1)z=a-5.

a=−1a=-1 ならば後式が矛盾する。a≠−1a\ne-1 ならば z=−1z=-1 であり、−a−1=a−5-a-1=a-5 から a=2a=2。したがって

a=2,(x,y,z)=(0,0,−1).\boxed{a=2,\qquad(x,y,z)=(0,0,-1)}.

問2​

(i) 実交代行列なので AH=−AA^H=-A。Ax=λxAx=\lambda x、x≠0x\ne0 より

λˉ xHx=(Ax)Hx=xHAHx=−xHAx=−λ xHx.\bar\lambda\,x^Hx=(Ax)^Hx=x^HA^Hx=-x^HAx=-\lambda\,x^Hx.

したがって λˉ=−λ\bar\lambda=-\lambda、すなわち Re⁡λ=0\operatorname{Re}\lambda=0。

(ii) I+AI+A が特異ならば Av=−vAv=-v を満たす非零 vv が存在し、−1-1 が固有値となる。(i) に反するので I+AI+A は正則。

問3​

(i) 第1行で余因子展開すると、第1項は Dn−1D_{n-1}、第2項は −b2Dn−2-b^2D_{n-2} となる。

(ii) D0=1,D1=1D_0=1,D_1=1 とすると、漸化式から

Dk=1−c2k+2(1−c2)(1+c2)k(k≥0).D_k=\frac{1-c^{2k+2}}{(1-c^2)(1+c^2)^k}\qquad(k\ge0).

∣c∣<1|c|<1 よりすべての Dk>0D_k>0。D1,…,DnD_1,\ldots,D_n は実対称行列 AnA_n の首座小行列式であるから、シルベスターの判定法により AnA_n は正定値。