京都大学 情報学研究科 数理工学専攻 2024年8月実施 微積分
Author
思齐塾, 祭音Myyura
Description
以下の問いに答えよ。
(i) 関数 f:R→R を,
f(x)=⎩⎨⎧0q11(x は無理数)(x=qp は有理数,x=0)(x=0)
で定める. ただし, qp(p,q∈Z,p=0,q>0) は既約分数とする. 関数 f(x) は有理数 x で連続か. また, 関数 f(x) は無理数 x で連続か.
(ii) 関数
x4−11
の原始関数を求めよ。
(iii) f(x,y)=x2+4xy−y2+3x+y+2 とする. R3 内の曲面 z=f(x,y) の点 (x,y,z)=(1,2,12) における接平面の方程式を求めよ.
(iv) 関数
f(x,y)=x4+2x2y2+y4+2xy
の極値をすべて求めよ。
(v) D={(x,y)∈R2∣0≤y≤x} とする. 広義積分
∬D(x2+y2+1)21dxdy
の値を求めよ。
题目描述
回答下列问题。
- 定义函数 f:R→R:
f(x)=⎩⎨⎧0,q1,1,x 为无理数,x=qp 为非零有理数,x=0,
其中在非零有理数情形,
p,q∈Z、p=0、q>0,且 p/q 为既约分数。判断
f 在有理点是否连续,并判断它在无理点是否连续。
2. 求函数
x4−11
的一个一般原函数。
3. 令
f(x,y)=x2+4xy−y2+3x+y+2.
求 R3 中曲面 z=f(x,y) 在点
(1,2,12) 处的切平面方程。
4. 求函数
f(x,y)=x4+2x2y2+y4+2xy
的全部极值。
5. 令
D={(x,y)∈R2∣0≤y≤x}.
求广义二重积分
∬D(x2+y2+1)21dxdy
的值。
Kai
(i)
任意の c∈R に対して
x→climf(x)=0
であることを示す。任意の ε>0 に対し、 1/N<ε となる正の整数 N を取る。既約分数 p/q で q≤N となるものは、 c の有界な近傍には有限個しかない。したがって、それらのうち c と異なる点を避けるように δ>0 を選べる。すると 0<∣x−c∣<δ のとき、 x が無理数なら f(x)=0 であり、 x=p/q が有理数なら q>N なので
0≤f(x)=q1<N1<ε
となる。よって上の極限が成り立つ。
c が無理数なら f(c)=0 なので f は c で連続である。一方、 c が有理数なら、 c=0 の場合も含めて f(c)>0 であるから、極限値 0 と一致せず不連続である。したがって、 f はすべての無理数で連続、すべての有理数で不連続である。
(ii)
x4−11=(x2−1)(x2+1)1=(x−1)(x+1)(x2+1)1
部分分数分解を行う。
x4−11=x−1A+x+1B+x2+1Cx+D
1=A(x+1)(x2+1)+B(x−1)(x2+1)+(Cx+D)(x2−1)
x=1 のとき、 1=A(2)(2)⟹A=41
x=−1 のとき、 1=B(−2)(2)⟹B=−41
x=0 のとき、 1=A−B−D⟹1=41+41−D⟹D=−21
x=2 のとき、 1=A(3)(5)+B(1)(5)+(2C+D)(3)⟹1=415−45+6C−23⟹1=410−46+6C⟹6C=40⟹C=0
x4−11=4(x−1)1−4(x+1)1−2(x2+1)1
原始関数は
∫x4−11dx=41ln∣x−1∣−41ln∣x+1∣−21arctanx+C=41ln∣x+1x−1∣−21arctanx+C
(iii)
fx=2x+4y+3
fy=4x−2y+1
fx(1,2)=2(1)+4(2)+3=2+8+3=13
fy(1,2)=4(1)−2(2)+1=4−4+1=1
接平面の方程式は
z−12=13(x−1)+1(y−2) ,
z=13x+y−13−2+12 ,
z=13x+y−3 .
よって、接平面の方程式は 13x+y−z−3=0 である。
(iv) r2=x2+y2 とおけば
fx=4xr2+2y,fy=4yr2+2x.
両式を加えると
(x+y)(2r2+1)=0,
従って実数の停留点では y=−x である。これを fx=0 に代入すると
8x3−2x=2x(4x2−1)=0.
よって停留点は
(0,0),(21,−21),(−21,21)
である。二階偏導関数は
fxx=12x2+4y2,fyy=12y2+4x2,fxy=8xy+2.
原点ではヘッセ行列式が −4 なので鞍点である。他の二点ではヘッセ行列が 4I となるため極小点であり、
f(21,−21)=f(−21,21)=−41.
また x2+y2→∞ のとき f=(x2+y2)2+2xy→+∞ なので、これらは大域的な最小点であり、極大値は存在しない。従って極小値は −1/4 である。
(v)
領域 D において、
∬D(x2+y2+1)21dxdy=∫0π/4∫0∞(r2+1)2rdrdθ=∫0π/4[−2(r2+1)1]0∞dθ=∫0π/421dθ=8π