京都大学 情報学研究科 数理工学専攻 2022年8月実施 基礎数学 I
Author
思齐塾, 祭音Myyura
Description
以下の各命題について,正しければ証明し,正しくなければ理由とともに反例をあげよ.
(i) 数列 {an} について, ∑n=1∞an が収束すれば limn→∞an=0 が成り立つ.
(ii) 数列 {an} について, limn→∞an=0 ならば ∑n=1∞an は収束する.
(iii) R 上の広義単調増加な C1 級関数 f(x) について, limx→∞dxdf(x)=0 ならば limx→∞f(x) は収束する.
(iv) R 上の広義単調増加な C1 級関数 f(x) について, limx→∞f(x) が収束すれば limx→∞dxdf(x)=0 である.
题目描述
判断下列每个命题。若命题正确,请证明;若不正确,请说明理由并给出反例。
- 对数列 {an},若级数
n=1∑∞an
收敛,则
n→∞liman=0.
- 对数列 {an},若
n→∞liman=0,
则级数
n=1∑∞an
收敛。
- 对定义在 R 上、单调不减的 C1 函数 f,若
x→∞limf′(x)=0,
则 limx→∞f(x) 收敛于有限值。
- 对定义在 R 上、单调不减的 C1 函数 f,若
limx→∞f(x) 收敛于有限值,则
x→∞limf′(x)=0.
Kai
(i) 正しい
部分和を
SN=n=1∑Nan
とおく。級数が収束するなら、ある実数 S に対して SN→S である。 n≥2 では an=Sn−Sn−1 なので、
n→∞liman=n→∞limSn−n→∞limSn−1=S−S=0.
(ii) 正しくない
反例として an=1/n をとる。このとき
n→∞liman=0
だが、調和級数
n=1∑∞n1
は発散する。
(iii) 正しくない
実数全体で定義された反例として
f(x)=arsinhx=log(x+1+x2)
をとる。この関数は R 上で C1 級かつ狭義単調増加であり、
f′(x)=1+x21⟶0(x→∞)
を満たす。しかし
f(x)⟶∞(x→∞)
であるから、 f(x) は有限値に収束しない。
(iv) 正しくない
連続な三角形状の関数
ψ(u)=max(1−∣u∣,0)
を使い、
g(x)=m=1∑∞ψ(2m+2(x−m))
と定める。各項の台は互いに交わらないので、この和は各点の近傍で有限和となり、 g は R 上の連続な非負関数である。また、
g(m)=1(m=1,2,…).
ここで
f(x)=∫0xg(t)dt
とおく。すると f は R 上で C1 級かつ広義単調増加であり、 f′(x)=g(x) である。各三角形の面積は 2−m−2 なので、
x→∞limf(x)=∫0∞g(t)dt=m=1∑∞2−m−2=41.
一方、 f′(m)=g(m)=1 がすべての正の整数 m で成り立つので、 f′(x) は 0 に収束しない。これは題意を満たす反例である。
以上より、(i) のみが正しく、(ii)、(iii)、(iv) は正しくない。