京都大学 情報学研究科 数理工学専攻 2021年8月実施 オペレーションズ・リサーチ
Author
Casablanca
Description
日本語版
とする。
パラメータ をもつ次の非線形計画問題を考える。
ここで、 の決定変数は である。
また、 は転置記号を表す。さらに、任意の に対して、問題 の最適値が定義されているとし、その最適値を と表す。
以下の問いに答えよ。
(i) 問題 のカルーシュ・キューン・タッカー条件 (Karush-Kuhn-Tucker 条件) を書け。
(ii) 問題 の目的関数が、 に対して凸であることを示せ。
(iii) を正定値対称行列と仮定し、次の最適化問題を考える。
を問題 P1 の大域的最適解とするとき、以下の不等式が成り立つことを示せ。
ただし、 は の最小固有値を表す。
(iv) を 零行列、 を 次元零ベクトルと仮定する。以下の最適化問題を考える。
ここで、 は正の実数である。 が共に問題 P2 のカルーシュ・キューン・タッカー条件を満たすとき、 が成り立つことを示せ。
English Version
Kai
(i)
Lagrangian:
and we get:
(ii)
is convex, is convex, then the objective function is convex.
(iii)
By (i) we have
and
since is symmetric positive difinete, can be decomposited as , and
Thus
(iv)
Lagrangian:
If , then .
If , then .