京都大学 情報学研究科 数理工学専攻 2015年8月実施 基礎数学 I
Author
思齐塾, 祭音Myyura
Description
実数列 {an} を
a1=6,an+1=6+an(n=1,2,...)
によって定める. 以下の問いに答えよ.
(i) 数列 {an} は上に有界であることを示せ.
(ii) n が増加するとき数列 {an} は単調に増加することを示せ.
题目描述
定义实数列 {an}:
a1=6,an+1=6+an(n=1,2,…).
完成以下各问:
- 证明数列 {an} 有上界。
- 证明随着 n 增大,数列 {an} 单调递增。
Kai
(i) 上からの有界性
すべての正の整数 n に対して an<3 であることを帰納法で示す。
n=1 のとき、
a1=6<3.
ak<3 と仮定すると、
ak+1=6+ak<6+3=3.
したがって、帰納法により an<3 がすべての n で成り立つ。ゆえに数列 {an} は上に有界である。
(ii) 単調増加性
まず
a1=6<6+6=a2.
ak<ak+1 と仮定する。平方根関数は正の範囲で狭義単調増加なので、
ak+1=6+ak<6+ak+1=ak+2.
したがって、帰納法により an<an+1 がすべての n で成り立ち、 {an} は単調増加である。
なお、(i) と (ii) からこの数列は収束する。極限を α とおけば、 α>0 かつ
α=6+α
であるから、 α2−α−6=0 となる。正の解を選んで α=3 を得る。