京都大学 情報学研究科 数理工学専攻 2014年8月実施 基礎数学 I
Author
思齐塾, 祭音Myyura
Description
指数関数 E(t,x)=e2xt−t2 の展開
E(t,x)=n=0∑∞fn(x)n!tn
を用いて関数 fn(x)(n=0,1,2,...) を定める. 以下の問いに答えよ.
(i) 関数 fn(x)(n=0,1,2,...) は
dxdfn+1(x)=2(n+1)fn(x)
を満たすことを示せ.
(ii) 関数 fn(x)(n=0,1,2,...) は
fn+2(x)=2xfn+1(x)−2(n+1)fn(x)
を満たすことを示せ.
(iii) 関数 fn(x)(n=0,1,2,...) は
dxd(e−x2dxdfn(x))=−2ne−x2fn(x)
を満たすことを示せ.
(iv) 関数 fn(x)(n=0,1,2,...) について等式
∫−∞∞e−x2fn(x)2dx=2nn!π
を示せ. ただし, ∫−∞∞e−x2dx=π を用いてよい.
题目描述
通过指数生成函数
E(t,x)=e2xt−t2=n=0∑∞fn(x)n!tn
定义函数 fn(x) (n=0,1,2,…)。完成以下各问:
-
证明
dxdfn+1(x)=2(n+1)fn(x).
-
证明三项递推关系
fn+2(x)=2xfn+1(x)−2(n+1)fn(x).
-
证明
dxd(e−x2dxdfn(x))=−2ne−x2fn(x).
-
证明
∫−∞∞e−x2fn(x)2dx=2nn!π.
可以使用
∫−∞∞e−x2dx=π.
Kai
(i) 導関数の関係式
生成関数を x で微分すると、
∂x∂E=2tE(t,x)=n=0∑∞2fn(x)n!tn+1.
一方、級数を項別微分すれば
∂x∂E=n=0∑∞fn′(x)n!tn.
tn+1 の係数を比較すると
(n+1)!fn+1′(x)=n!2fn(x)
であるから、
fn+1′(x)=2(n+1)fn(x).
(ii) 三項間漸化式
生成関数を t で微分すると、
∂t∂En=0∑∞fn+1(x)n!tn=(2x−2t)E(t,x),=2xn=0∑∞fn(x)n!tn−2tn=0∑∞fn(x)n!tn.
tn+1 の係数を比較すると、
fn+2(x)=2xfn+1(x)−2(n+1)fn(x).
(iii) 微分方程式
(i) と (ii) から
fn′′(x)−2xfn′(x)+2nfn(x)=0
が得られる。実際、 fn′=2nfn−1 、 fn′′=4n(n−1)fn−2 を (ii) の漸化式に代入すればよい。
したがって、
dxd(e−x2fn′(x))=e−x2(fn′′(x)−2xfn′(x))=−2ne−x2fn(x).
(iv) 重み付き二乗積分
二つの生成関数を使うと、平方完成により
∫−∞∞e−x2E(t,x)E(s,x)dx=∫−∞∞e−x2+2x(t+s)−t2−s2dx=e2ts∫−∞∞e−(x−t−s)2dx=πe2ts=πn=0∑∞n!2ntnsn.
他方、左辺で生成関数を展開したときの tnsn の係数は
(n!)21∫−∞∞e−x2fn(x)2dx
である。係数比較により
(n!)21∫−∞∞e−x2fn(x)2dx=n!2nπ,
したがって
∫−∞∞e−x2fn(x)2dx=2nn!π.